3451.2016年10月24日(月) 国政選挙に恣意と無駄はないか。

 昨日東京10区と福岡6区で衆議院議員補欠選挙が行われた。いずれも自民党候補者と自民党支援候補者が当選した。国政選挙とは言え全国的な統一選挙とは異なり、世間の関心がやや薄い印象は否めない。東京6区の投票率は34.85%で、2年前の統一選挙に比べて18.71%も下がった。福岡6区の場合は45.46%で前回を1.47%下がった程度で終わった。

 だが、この2つの選挙を見てこれほど有権者の関心が低く、選挙にかかる公的費用と無駄を考えると今後2年内に行われる衆議院選挙まで2名空席のままでも良いのではないかと考えてしまう。特に福岡6区で当選した鳩山二郎氏の場合は、福岡県大川市長現職だったため、市長を辞めて立候補した。そのため空席となった大川市長選も同時に行われることになった。

 更に昨日の選挙で別の意味で理解し難かったのは、投票が締め切られた午後8時に2つの選挙区で直ちに「当選確実」のテロップが出たことである。投票を終えた有権者に投票所の外で取材した結果から、マスコミ各社が勝手に予想した当選確実者であろうが、東京10区有効投票者数12万余票を投票箱閉鎖後瞬時に当選確実と打ち出すには、あまりにも不確定要素が多い。どうも不明朗なカラクリがあるように思えて仕方がない。

 現在475人もいる衆議院議員を2人欠員のまま、2年後の衆院選まで待っても現在の在り方から考えればそれほど大きな問題が生じるとも思えない。むしろ、税金の無駄遣いをなくす意味では、反ってプラス面もあるのではないかと考えているが、どうだろうか。

 さて、今日は母校湘南高校同期生会が藤沢市内の藤沢商工会館ミナ・パークで開かれた。早いもので来年3月には卒業して60年になる。今日は75名が出席した。同期生は401名だったが、悲しいことだが昨年までにすでに87名が他界した。会の冒頭この1年間に亡くなった5名の同級生に黙とうを捧げた。

 幹事から最初に話をするようマイクを向けられたので、最近のキューバ旅行の印象、60年安保闘争、ベトナム戦争終結TVインタビュー、イエメン共和国独立後最初の日本人入国者であること、等について気軽に話をした。周囲の友人と話しているとやはり病気、健康、趣味、余生の楽しみ、等どうしても後ろ向きの話題が多くなる。それでも5年後には母校創立100年を迎えるので、何とかそれまで頑張って元気に一緒に創立100周年記念式典に出席しようということになった。いつも通り元ブラバン名井さんの指揮で北原白秋作詞、山田耕筰作曲の校歌を唄ってお開きとなった。

 帰りに藤沢駅前のカフェでしばらくぶりに大塚武夫さんと1時間ばかり、アメリカ大統領選、朝日などメディアの無責任と傲慢ぶり、SNSの使い方などについて話し込んだ。やはり古い友だちというのは肩が凝らなくて好い。

2016年10月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com