3448.2016年10月21日(金) 鳥取地方で震度6弱の地震

 JAPAN NOW観光情報協会主催による毎月定例の観光立国セミナーで外務大臣政務官・山田美樹衆議院議員の講演を伺った。「海外で学ぶ 海外で働く 海外と交渉する」とのテーマで話されたが、斬新なテーマと内容で中々面白いと感じた。東大法学部卒業後旧通産省に勤めて、コロンビア大学へ留学され、その後役所を辞め複数の外資系企業で働いた後に、4年前自民党議員立候補者公募に応募して東京第1区から立候補し、見事当選して代議士になった経歴の持ち主である。この華やかな経歴から察すると上から目線で見下すような女性議員ではないかとの先入観があったが、そのような嫌味な態度はまったく見られなかった。ひとつひとつパワー・ポイントを使いながら丁寧に説明された、その謙虚な話しぶりは好感が持てるものだった。「海外と交渉する」という点では、日本を代表して外国の高官と交渉することは、隣席に専門家がいようとも自分以外の他人は交渉に関与することはなく、1対1で交渉するので孤独感があると仰っていたが、案外そういうものではないかと思った。

 高校時代の友人の元通産事務次官・牧野力くんについても当然よくご存じだった。

 かつて旅行業者として感じた印象と考えを話し、質問してみた。今でこそ外国人のインバウンド観光客が増加して国の財政を潤しているが、政府、国交省役人はインバウンドについてはこれまで公的に何もやらず、反ってそれまでアウトバウンド旅行を扱う旅行業者を外貨の無駄遣いとけなしては、旅行業者を見下したような態度ばかり取っていた。今日のインバウンド観光客の増加は彼らの功績ではなく、観光業者が地道に努力して今日花開いた成果であり、現実にインバウンド実務を行うことができない彼らは、旅行業者では中々できない、もっと日本の正しい文化の啓蒙と普及に取り組み、その正しい紹介に資金を投資し、活動して欲しいと要望した。山田議員には好意的に受け取っていただいたように思う。

 さて、帰宅したところ鳥取地方で大きな地震があったとのニュースに接して、4月の熊本地震に続き、またかと驚いた。震度6弱とのことだが、不幸中の幸いだったのは雨が降らず、そのためがけ崩れ、洪水、津波などが派生的に起きなかったことだろう。余震も続いているようだ。これからいつ東京にも地震が起きるか分からない。地震列島に住んでいる宿命と言ってばかりもいられない。

 ついては、16日付ブログでノーベル文学賞受賞者ボブ・ディランの♪風に吹かれて♪の訳詞者中川五郎氏について私の知るペンクラブの中川五郎氏ではないかと触れたが、この訳詞者中川氏とはフォークソング・シンガーであるらしいことが分かった。10月23日付「しんぶん赤旗」(日曜版)に載った中川氏のギター演奏の写真で分かった。あのお堅い「赤旗」も漫画や映画の記事も掲載するようになって、ひと昔前を知る我々60年安保世代にとっては随分変わったなぁという印象だ。

2016年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com