3447.2016年10月20日(木) 秋の1日を鎌倉古刹巡り

 ゼミで親しかった池田、長谷川、須藤の3君と鎌倉古都巡りを楽しんだ。大雑把な予定は前以て彼らに知らせていたが、年齢的な面もあり、ハードスケジュールは避けたいとの陰の声があった。今年2月にセルビアの山崎さんと円覚寺、極楽寺を訪れたが、今日も横須賀線車内と北鎌倉駅で待ち合わせて古刹円覚寺から、駆け込み寺として知られる東慶寺を参拝した。ここには鈴木大拙、西田幾太郎、岩波茂雄、和辻哲郎、谷川徹三、小林秀雄ら多くの哲学者、文学者の墓地があるが、意外だったのはオリンピック・ゴールドメダリストの織田幹雄さんとバレーボールの大松博文監督の墓地が並んでいたことだ。

 一昨年亡くなった竹内謙・元鎌倉市長の墓地があるとご子息から聞いていたので、受付で調べてもらい大凡の場所の見当はついた。だが、結局のところどうしても見つけることができず、次回に回さざるを得なくなった。竹内氏の菩提寺まで来ていながら目指すお墓を探すことができず、ご焼香もできず残念である。東慶寺には明確な墓地の配置図がなく、係員の地図による口頭案内では複雑な地形のため、思うように探し当てることができない。心残りではあったが、友人らを待たせるわけにも行かず、鎌倉街道を歩いて次の目的地・建長寺へ向かった。

 建長寺は久しぶりである。交通の便があまり良くないので、今まで1度しか訪れたことがない。今日は、座禅の部屋を見せてもらった。その後再び鎌倉街道を通り鶴岡八幡宮から改装成った若宮大路の「段葛ら」と小町通りを通ってJR鎌倉駅までやってきた。時すでに3時半になり、それぞれ疲れていたので、名残惜しかったが、江ノ電沿線観光は諦めて帰ることにした。

 最近1日1万歩をクリアできない日が多くなっていたが、久しぶりに今日は1万7千歩を超えることができた。それにしてもいずこのお寺も遠足で訪れた元気な小学生たちで溢れていた。多くの子どもたちがカメラを手に走り回っていたが、時代が変わったなぁと感じた。

 それでも秋晴れの暖かい1日を古都鎌倉の古刹巡りを楽しむことができた。

 さて、今日不意に降って湧いたような訃報には驚いた。ラグビー界の至宝、平尾誠二氏が53歳の若さで亡くなったのである。若い頃の洗練されたプレイを何度も見て、その都度唸らされたものだ。我が家の息子たちも憧れていた元日本代表選手はその実績もさることながら、3年後に日本で開催されるラグビー・ワールドカップを見据えて大きな役割を期待されていただけにラグビー界にとって大きな損失である。NHK夜の「ニュースウォッチ9」でも、その死を惜しんでトップニュースで紹介された。心からご冥福をお祈り致したい。

2016年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com