3423.2016年9月26日(月) 豊洲市場は本当に大丈夫か?

 豊洲市場の地下空間問題が縦割り行政の弊害に加えて、当事者の無責任と責任逃れにより、地下空間を作らず盛り土を行うべしとする専門家会議のアドバイスがなぜ黙殺されたのか分からなくなっている。小池知事もリオ・パラリンピック閉会式から帰ったらその間の経緯と原因を調査すると述べていたが、どうやら今日までの発表によると都が工事設計業者との契約書面に地下空間を設けるよう指図があったという驚くべき事実が分かった。呆れかえって役人の職業倫理に二の句が出ない。だが、これにより実態がいち早く解明されることを期待したい。その一方でどうしてこうなったかという点については明確に説明されなかった。はっきり言って都民を舐めていると思った。役人というのは、どこでもこんなものだとつくづく思う。都民税を支払うのが馬鹿らしくなってくる。東京都は都民に今後どういう納得の行く説明をするのか。万が一ずるずる引き伸ばして挙句の果てに闇へ葬るようだったら、一都民として何らかの具体的行動を起こす必要があるのではないかと考えている。

 さて、キューバについて簡単で率直な感想を友人たちに伝えたところ、いろいろ多様な反応があった。一番多かったのは、安倍首相のキューバ行きに伴って、お坊ちゃん首相に対して、苦闘の末キューバ革命を成し遂げたカストロやゲバラの人間の格の問題だった。無私無欲の彼ら革命家に比べて世襲政治家で人間的にも包容力に欠け、12月のロシアのプーチン大統領来日の際には、会談場所を自らの地元・山口に設営するなど自己顕示欲と実績を選挙民に誇示する欲目が漲っている。いずれにせよ安倍首相の国民掌握力では、とても革命家たちの足元にも及ばない。

 今日は大学ゼミの後輩、秋田魁新報社の鈴木亨編集室長から同僚が10月にキューバを訪問するので、キューバの情報について知るところを教えて欲しいとメールをもらったので、レポート資料を送ったところである。それにしても現在全般的にキューバが熱いという気がする。私も12月発行予定の「知的生産の技術研究会」季刊誌にキューバ・レポートを寄稿する予定でいるが、やっと今日から原稿を書き始めた。

2016年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com