3422.2016年9月25日(日) 大関豪栄道、全勝で初優勝を飾る。

 このところ空模様がパッとしなかったが、今日何度か一時的に青空が顔を出した。やはり晴れ渡った秋空は気分的にすっきりする。台風16号は去ったが、また南方洋上に17号が発生したようだ。でも幸いにも今週は比較的すっきりした秋晴れが望めそうだ。

 今日大相撲秋場所は千秋楽を迎えたが、下馬評にも上がらなかった大関豪栄道が全勝で初優勝を飾った。大阪出身力士が優勝するのは86年ぶりというから大阪のファンにとっては堪らないだろう。この豪栄道は先場所負け越して今場所は大関陥落直前のカド番だった。大相撲も最近では白鵬、日馬富士、鶴竜ら3人のモンゴル出身横綱を始めとして外国人力士の活躍が目立つようになり、国技と言われる中で日本人力士存在の影がやや薄くなっていた。モンゴル出身横綱が年齢的にもそろそろ峠を迎えつつあるせいだろうか、今年に入ってからほんの少し日本人の活躍が目立つようになってきた。

 初場所に大関琴奨菊が初優勝して横綱への期待を抱かせるにいたったが、次の春場所では期待外れに終わり、代わって優勝したのが常連の白鵬であり、優勝戦線へ躍り出てきたのが大関の稀勢の里である。夏場所になって白鵬の連覇、稀勢の里もそれなりに頑張ったが、準優勝に終わった。名古屋場所もモンゴル出身の日馬富士が優勝し、稀勢の里はまたもや準優勝だった。3場所連続準優勝の稀勢の里は今度こそ優勝して横綱かと大いに期待を抱かせたが、残念ながら10勝5敗でまったく期待を裏切ってしまった。代わって一気に優勝賜杯を勝ち取ったのがあまり期待されていなかった豪栄道である。毎場所期待されながらもすでに30歳という年齢に達したが、来場所の成績次第では日本人として久しぶりに横綱昇進が期待される。ぜひとも頑張って日本人横綱の座を勝ち取ってもらいたいものである。

 さて、ネットで面白いことを知った。中国の「一点資訊」というメディアが、中国人旅行客が日本を訪れる前に知っておくべき日本人の「悪習」があると、ふざけたように紹介している。どう考えても悪習と思えるようなものではなく、むしろ真似すべきことであり、メディアの日本人に対するひねくれた思い込みとやっかみではないだろうかと思える。

 参考までに「悪習」を挙げると、

  • ①相手が悪くても自分から先に謝ること。
  • ②ゴミは必ず持ち帰り、街のゴミ箱には捨てないこと。
  • ③ハンカチを常に携帯して汗が出たら拭くこと。
  • ④お年寄りに席を譲ること。
  • ⑤公園に自由に飲むことのできる水道水があること。

 すべて見習うべきことだと思う。このメディアの常識とは真逆の紹介は、少々感覚や基準がおかしくまともに受け止めることはできないが、「所変われば品変わる」とか、「十人十色」と言われるように、日本人の感覚やモラルと中国人のそれとは大分異なる点があることは事実だ。「人のふり見て我がふり直せ」と言うではないか。戒めとしよう。

2016年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com