296.2008年3月5日(水) 東京湾アクアライン川崎側出口表示の不親切

 暖かい南房総の海岸沿いは可憐な春の花が有名で、最近ではTVの旅番組でもしばしば取り上げられている。昨年も南房総を訪れたが、時期的に可憐な花を見られなかったので、残念ながらベストシーズンとはいかなかった。1度お花が満開の季節に訪れてみたいと思い、今日妻と観光がてら車で出かけた。

 川崎から東京湾アクアラインを通り、房総半島の館山自動車道を南下して千倉町へ行くプランだったが、カーナビがヘソを曲げて言うことを聞かず、道路標識も分かりにくく、結果的に回り道をして漸く千倉町白津間のお花畑へ辿り着いた。流石にお花畑に植えられた、ポピー、キンギョソウ、菜の花等々が彩りも鮮やかに花盛りで、時期的にグッドタイミングだった。団体さんも観光バスでやってきていた。早速お花畑に入り、いくつか花束を買い、まずはドライブと花のページェントを楽しんできた。

 ところが、問題がひとつ見つかった。往路同様に帰路もアクアラインの「海ホタル」から海底トンネルを通って、川崎側の出口分岐点の看板表示が分かりにくく最悪であることに気づいた。実は昨年もトンネルを出る辺りから、分かりずらくて進路を見間違え往生した。今日は昨年の轍を踏むまいと心して道路標識を注視しながらドライブした。なぜ昨年あれほど迷ったのかと反省しながら現場に差し掛かった。そこで初歩的な看板の表示ミスに気づいた。

 川崎側出口の上部にランプで掲示された行き先表示と、その大分手前の2車線の路面に白色のペンキで書かれた表示が異なっているのだ。こんなお粗末なことがあるだろうか。分岐点のランプは、右は川崎方面、左は横浜・東京方面となっている。しかし、その手前路面上の表記では右車線は東京、左車線が横浜と大きく書かれている。「海ホタル」から進行してきた車は、まず道路上のサインに従い東京方面へ行く車は当然右車線を走る。ところが、分岐点へ来ると標識では左車線を走れと指示される。出口の分岐点で予定外のランプ表示を見てアレッと思っても咄嗟に左車線へ変更出来ず、また川崎から東京へ行けると思い込んだ車は、そのまま流れに乗って右車線から川崎市内へ出てしまうことも考えられる。

 しかし、最初から路面上にも右車線を川崎方面、左車線を横浜・東京と表記してくれれば混乱と間違いは起こらないのに、どうしてドライバーを悩ませる、こういう複雑怪奇な案内になるのだろうか。そして、これまで面食らったドライバーは相当数に上ると想像される。にも関わらず、この初歩的ミスが10年間も放置されているのだ。私自身は昨年の失敗を繰り返さないために、東京方面の路面表示を敢えて無視して左車線を走り、分岐点で予定通り「東京」方面の指示に従い、今回はスムーズに自宅へ戻ることが出来た。

 こんな初歩的な表示間違いを、開通10年にもなるというのに、なぜ未だに利用者を悩ませる表示のまま放置しているのか。初めて運転したドライバーを道に迷わせるためだけの不親切な表示を、早く訂正することは出来ないのか。

 一度管理会社になぜ高い利用料金を徴収していながら、こんな不親切な案内をいまも平気で続けている理由を尋ねてみたい。

2008年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com