334.2008年4月12日(土)  表現の自由が危ない!

 新宿でさがみ信用金庫の石川均さんに会い、6月に予定されている同金庫の研修について打ち合わせをした。図解について講義することになっているが、受講生がPCは使えないということと、時間的に3時間では少々足りないことを前提に当日までの準備と、当日の研修の進め方について話し合った。福島県の研修でも使う知研のマニュアルに沿って研修するが、テキスト用に数枚のレジュメのようなものを作ることにした。演習と実習に出来るだけ時間を割きたいと思っている。

 映画「靖国YASUKUNI 」上映問題がさらにヒートアップしてきた。今日の新聞によれば、さらに怪しげな動きがあるようで、ついに本家本元の靖国神社が、撮影された靖国神社のシーンを映画から削除するよう理不尽な要求を突きつけてきた。これでこの映画は、檜舞台と主役のシーンを削れとの申し出を受けたわけで、これでは映画どころか話にもならない。理由は神社境内の撮影許可手続きが守られていないということだが、どうも言いがかりをつけて結局全面上映中止へ持っていこうとの意図が読み取れる。ここに至って、一気に右翼の自民党国会議員と靖国神社が一体となって、上映を止めさせるよう動いてきたのだ。李纓監督も「作品が成立できなくなるように(議員が)働きかけているとしか受け取れない」と述べている。極めて危険な兆候である。この映画をきっかけに、政治家が介入して戦時中と同じ自由弾圧となり、翼賛体制化して来るのだ。当然民放連は反発している。政治家が毅然として、なすべきことをやらないうちに隙間が出来て外から狙われ、こういう右翼的で危険な動きがはびこるようになる。

2008年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com