今年は母校・慶応義塾創立150周年に当るが、その記念行事の一環として、今日イベント「社中の絆」が東京ディズニーシー(TDS)で開かれた。妻とともに初めて車でTDSへ出かけた。車で行けば割合簡単に、しかも大分早く着くことが出来る。TDSは、東京ディズニーランド(TDL)とは似て非なるもので、入場者の年齢層もやや上だろうか。遊戯施設もTDLに比べれば少ないように見受けられた。幸い平日のせいか、いろんな乗り物に乗ることが出来た。その点ではテーマパークを充分堪能することが出来た。
TDLは、オリエンタルランド初代社長が義父と学生時代から親しかったご縁もあり、オープンの前後にそれぞれ1度家族連れで訪れたことがある。しかし、それ以後行ったことはなかったし、TDSに至ってはオープン以来今日までついぞ訪れる機会がなかった。
TDLもオープンしてから25周年記念ということだが、もうそんなに経ったのかと感慨も一入である。今日4月23日が慶応義塾創立記念日でシェークスピアの誕生日というのも不思議な縁を感じる。
一般客と一緒に入場していたが、夜7時を迎え暗くなってから正面前の大きな池の周囲を懐中電灯のトーチをもったOB、塾生が取り囲み、慶応だけのイベントが行われた。船の乗ったフリーの内田恭子アナの司会により、安西祐一郎塾長の挨拶、続いてOB代表と応援団長の挨拶、幼いう間にセレモニーは終了した。時間にして30分もかからなかった。なんともあっけない。それでも参加者が2万人だというから慶応義塾社中としての連帯感は幾分かでも味わえたし、その動員力とエネルギーには脱帽である。ほんの僅かな時間ではあったが、仮にも学問の府の創立記念行事であり、アカデミック色を失くしては本末転倒である。よくタレントを呼んで派手なエンターテイメントなんかを企画するケースがあるようだが、はっきり言って邪道である。静かで上品な中にきれいに切り上げる方がむしろスマートではないかと思う。なんだか物足りないと思った参加者がいたと思うが、個人的にはデコデコしさを控えて、さっと切り上げた今日の「社中の絆」は、慶応らしくて良かったと思う。