先週に続いて多摩大学のリレー講座、第2回講義が開催された。今日は所属するNPO法人「知的生産の技術研究会」理事長でもある久恒啓一・多摩大教授の最初の講義だ。
テーマは「現代世界のつかまえ方」-図解思考のすすめ-と題して、専門の図解について持論を解説された。20頁を超えるボリュームのあるレジュメを配布され、その中に前回の寺島講義のメモと、過去の寺島論文を図解化した図が含まれていて、寺島講師との長い交流による敬愛の気持ちを窺わせる。初めて図解を目の当たりにした受講者もいると思うので、多くの図解例は良い資料となり、きっと関心を持ってもらえると思う。敢えて希望を言うなら、資料の中でアンケート分析のように統計数字を取り入れた資料には、もう少し年代の新しいものを取り入れた方がよいと思う。
例えば、「職業生活において重要な能力と大学で身につけた能力」のグラフ比較は、各質問項目が年齢によってかなり差が出るだけに、1991年の統計では、すでに20年近く経っているので、もう少し直近の統計を採用しないとグラフが現実とは乖離するのではないかと感じた。
講義としては、説得力のある内容をユーモアたっぷりに話されたので、先週同様満座の受講者にもストンと胸に納まったのではないかと思っている。
先週は陸の孤島の意識があったので、今日は車で出かけた。事前に見当をつけていた多摩市立陸上競技場がカーナビで検出出来なかったが、何とかやってきた陸上競技場の隣に多摩市立武道館があり駐車場もあったので、そこへ停めさせてもらった。
先日申し込んでおいた駒沢大学マス・コミュニケーション研究所の公開講座は、今日書類一式を送ってきた。こちらは12月までの間毎週火、水、木、金の4日制なので、とても全部というわけにはいかない。講義要綱などをよく調べて、聞いてみたい授業を選択したいと思っている。