366.2008年5月14日(水) HP開設1周年、アクセス数は7120でした。

 昨日に続き、今日も駒沢大学マス・コミュニケーション研究所の公開講座に出席した。マスコミ志望の学生と一緒で20名足らずの受講生である。科目は「マスメディアの役割と将来」で、元毎日新聞記者、元講談社「日刊げんだい」編集長の赤羽紀元講師が、「ジャーナリズムとは何か」について話された。昨日の二人の講師と同様、取材現場の経験が豊富な方で、話に厚みと深みがある。新聞業界の金言、戒め、心得、専門的な言葉、種別、カテゴリー等について内部の人が知りうる話をされた。知らなかった話も多く、これからもどんな話をしてもらえるか楽しみである。幸い興味のあるマス・メディア関係の話ばかりなので、自分自身の著述活動のうえにも参考になる。昨日片山講師も話されていた報道現場見学について、今日赤羽講師も触れておられたので、通信社や新聞社の見学を久しぶりに、子供のころとはまったく別の視点で観察できることはありがたい。

 さて、昨年の5月15日、5・15事件記念日にホームページを開設したが、今日でちょうど1年になった。当初このブログ「ご意見番の意見」も果たして毎日続けて書いていけるかどうか随分気になっていたが、何とか1日も欠かさず1年間を通して書き続けることができた。僭越だが、自分の忍耐力と継続力、自己啓発力がさして衰えず、いまだ発展途上にある証明でもあると思っている。いま話題のチベットへ旅行した折にも、PCを持参して、チベット鉄道の車内でも書き続けたことは、いまにして思えば良い想い出になった。HPの体裁や内容自体は、率直に言ってやはり素人臭さが抜けていないと感じている。今後「写真自分史」を始め少しずつ更新していきたいと考えている。自分が書いた文章をどんな形にせよ、発表し残せるというのは、嬉しいことであり、ひとつのモチベーションになる。友人も結構見てくれているようだし、見ず知らずのデンマークの日本人ガイドさんからもメールで相談を受けた。コミュニケーションの幅が自分の知らないところでもどんどん広がっているようだ。アクセス数は7,100を超えたが、これが個人HPへのアクセスとして多いのか少ないのかは分からない。しかし、これだけ多くの方々に、拙いHPを覗いていただいているということは励みになり、正直嬉しいことである。いまは素直にHPを公開して良かったというのが本音だ。これからはもう少し工夫して個人のHPとして、ここまでやるかと言われるまでに興味深いHPに磨き上げていきたい。

 一昨日発生した中国・四川省の大地震は、その後時間の経過とともに惨状が明らかになってきた。震源地近くの山間地には河川があり、道路はその河川に沿って走っているために、陥没したり、めくれ上がったり、道路が完全に決壊している。このため救援隊が被災地へ辿り着けず、被害を大きくしている。軍隊も船と徒歩で救援に向かっている。チベットで挫折し、五輪聖火リレーで躓き、ここで大地震に遭遇し、いま中国政府は正念場を迎えている。しかし、国民の批判の矛先を逸らそうと救出の感激的シーンを率先して放送させるなど、マス・メディアを通じて「やらせ」らしきパフォーマンスを奨励したり、相変わらず中国政府のやることはせこい。これまでに、12,000人以上の死者、24,000人以上が生き埋めになり、行方不明者は8,000人以上と言われている。まだまだ被害は増えそうだ。

 もうひとつの自然災害であるビルマのサイクロン被害は、昨日時点で死者34,000人、行方不明者28,000人と発表された。しかし、アメリカ政府は軍政当局の発表を信用せず、死者は10万人以上と言っている。

2008年5月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com