378.2008年5月26日(月) 日本ペンクラブ総会

 日本ペンクラブの総会、引き続いて懇親会にも出席した。一昨年の総会席上で、決算方式と決算書の記入方に疑問を感じて質問した。民間会社の決算報告書と形式が異なり、随分分かりずらかった。そのとき応えてくれた顧問税理士がこれで正しいが、ペンクラブの各書類記入方式は国家、自治体、公共団体等が伝統的に導入している形式で、民間会社のものとはまったく違う。その辺りが誤解されやすいと補足された。その後の懇親会で件の税理士と話し合った時、税理士は現状は問題も多いのでペンクラブの決算書類も民間会社方式に変えた方がよいとまで言ってくれ、昨年欠席した総会から民間会社と同じ記入方式に変わった。僭越であるが、一石を投じたことになる。

 今日も総会で多くの会員から質疑があったが、そのひとつは2010年に東京でペンクラブ国際大会を開催することがほぼ内定したことだ。1957年川端康成会長の下に京都で、また1983年に井上靖会長の下に東京都内で開催され、日本国内開催は3度目である。

 もう一点は、公益団体制度が法改正により、いまのあり方と登記が変わることで、ペンクラブも定款をはじめ、活動も時代に合った制度、組織に変えていかなければならないということである。初めて知ったが、ペンクラブは文科省の認可を受けた公益団体だと思っていたが、何と外務省だという。

 懇親会の後、小中陽太郎さんのお声がかりで、東京會舘近くの新国際ビルで、ペンクラブ新入会員を祝う集まりがあった。前からよく知っている、ヨタロウ会の幹事役・瀧澤陽子さん、酒のペンクラブの西山貢さんら、楽しい人たちが集まった。他愛のない話ばかりだが、小中さんを囲むこういう文学を愛し、酒を愛する気の置けない人たちと酒を酌み交わすのは、実に楽しい。

 プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが、今日エベレスト登頂に成功した。今年75歳の三浦さんは世界最高齢で世界最高峰登頂を目指したが、昨日76歳のネパール人の登頂により、その目標は叶えられなかった。しかし、三浦さんの心臓手術を乗り切っての冒険はすごいものだと思う。三浦さんにとって2度目のエベレスト登頂であるが、当初はチベット側から入山する予定だった。それが、チベットの暴動騒ぎにより中国政府から許可が出なくなり、ネパール側から登る予定へ変更した。その他にも多くの難題があったが、それらを克服して初志貫徹した。

 まさに快挙である。後期高齢者の入り口にも達していないわれわれとしては、励みにもなるし、もうひとふん張りしなければいけないとつくづく思う。

2008年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com