392.2008年6月9日(月) 会社の同期生、岡村輝人くん逝く。合掌

 会社同期入社の岡村輝人くんが今日癌で亡くなったと、同じ同期の牧野博保くんから連絡があった。私と同じ年の69歳だ。われわれが昭和38年に入社したときの学卒同期生は13名だった。その内途中退職者が2人、1人が亡くなったので、残り10名が最後まで務め上げた。いまも現役で働いている山田尚くんのような人物もいる。山田くんには、いつまでも小田急百貨店社長のような要職にいると、楽しかるべき余生がその分短縮されて人生が楽しくなくなると憎まれ口を叩いていたが、今月から社長を退き相談役になるという。

 さて、岡村くんは温和な性格で、彼を見ていると攻撃的になりがちな自分を抑制できるような気がしていたものだ。彼がグループ会社の流通視察団員として、アメリカへ派遣された時添乗員を務めたこともあった。彼とは5年前同時に辞めたが、そのとき以来ついに会うことはなかった。いまとなればもっと会って、いろんな話をすれば良かった。友人が亡くなるのは寂しいものだ。通夜か告別式には何とか列席して最後の別れを告げたいと思っている。

 テレビでは朝から晩まで、昨日秋葉原で起きた残忍な通り魔事件について報じていた。朝刊は休みだったが、夕刊はカラー写真をふんだんに載せて増ページで事件の異常さを報道している。過去10年間で死者7人、負傷者10名は通り魔事件としては最悪だそうだ。しかも昨日は大阪教育大付属池田小学校で入り込んできた男に児童8人が殺害されて丁度7年目に当る。

 どうしてこんな残虐な大量殺人事件がいとも簡単に起こってしまうのだろうか。時代性と時代環境、教育、特に家庭教育の問題等があって一概には言いがたいが、それにしても若者がすぐキレる一種の現代病は、低学年時から周囲で生命の大切さということをしっかり教えこまないと、ちょっとやさっとのことでは防げない。評論家の大宅映子さんも現代社会が犯罪防止の抑止力を失っていると嘆いていた。

2008年6月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com