418.2008年7月5日(土) 小中陽太郎さんを囲む会

 赤坂にある中華の老舗、楼外楼飯店で小中陽太郎さんを囲む「知的生産の技術研究会」の懇親会があった。この飯店を紹介されたのは、小中さんである。出席者は、主賓の小中さんのほかに、知研理事長・久恒啓一多摩大教授、知研・八木哲郎会長、「小論文の神様」と言われているベストセラー作家・樋口裕一多摩大教授、浅沼ひろしさん、和泉育子さん、三輪敏子さん、知研・秋田英澪子事務局長に私を含めて9名。皆さんそれぞれ個性的にそれぞれの分野で実力を発揮されている。大体著書をお持ちである。樋口教授は、「小論文の神様」のように「頭がいい人、悪い人の話し方」(PHP新書)が250万部も売れたというから、とても人間業とは思えない。神様と言われる所以であろう。

 小中さんのお話を聞くことを中心に各人が自己紹介をした。小中さんもPCを持参して説明する予定だったが、うまく画面を呼び込めず、楼外楼のPCを拝借しても駄目で、どうもPC自体よりもCDに問題があるのではないかということになった。結局PCを使用せずに語り部に徹していただいた。「テレビは記録より記憶として残る」ことをご自身のNHKを辞めたいきさつをからめて話された。そのほかにも梨元勝氏の文章を書いていた話、キリスト教等々、幅広いジャンルについて話された。初めてお会いした樋口教授が高校時代に哲学へのめりこんでいた話とか、クラシック音楽に詳しい話、浅野さんが昭和30年代に過ごされた北海道のランプ生活、久恒教授の梅棹忠夫先生とのやりとり話等、大変参考になる内容だった。

 結論的にまた改めてこのような集まりを持ち、これからは「知的」ではなく、「非知的」を目指そうということになった。

 帰途は小中さんといつも通り都立大学駅で降り、行きつけの「コーナーポケット」のママさんに挨拶を兼ねて立ち寄り、ビールを一杯いただいてタクシーで帰った。

2008年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com