JAPAN NOW観光情報協会の毎月恒例の観光立国セミナー(於:海事センター)は、元ドイツ観光局マーケティング部長・坂田史男講師からドイツ観光について話を伺った。ドイツ人の観光好き、ドイツ観光の恩人(ルートヴィッヒⅡ世だという)、ロマンチック街道等についてドイツに詳しい人らしい丁寧な説明だった。
2つ質問したが、そのひとつは城作りと城郭都市の在り様に関してである。ロマンチック街道のネルトリンゲン城内の鳥瞰図を見て典型的な中世ヨーロッパ城だと思っていたところ、城内は自由都市として発展し、領主は住んでいなかったとの説明にあれっと思った。立派な城壁に囲まれた典型的な城で、2度ばかり訪れたこともあり、ヨーロッパ城の一例として挙げることもあった。しかし、こうなると今後は講義の際に、このような城をヨーロッパ城の例として説明しにくくなった。
ギリシャ神話のトロイア城なんか典型的なヨーロッパ型で、城内に領主、武士、町人ら全住民が住み、領主が城内に居住する住民を外敵から守ってきた。だから落城すると、領主もろとも住民も虐殺されるか、捕虜となるわけで、日本の城下町の仕組みとは決定的に違う。それがネルトリンゲンのような城は、ヨーロッパに残る城の中でも少し事情が違っている。これから少し説明を変える必要があると思っている。
帰りに松本整形外科で定期診断を受け、先日の血液検査の結果を聞いてがっくりきた。松本先生も首を傾げている。
4年前から両膝の炎症治療のため松本医院に通院して、治療を受け少しずつ回復し、昨年春ごろからかなり順調な回復軌道に乗ってきていた。数値的にも、0.3以下を要求されるCRP定量が、0.47(07.6)、0.39(07.8)、1.24(07.10)、1.27(07.11)、1.23(08.1)、2.22(08.3)、4.49(08.5)を示し、そして今日知らされた数値は6.14だった。昨年8月から急に数値が悪化しだした。
完全に見放されたような感じだが、先生も私自身も不思議でならないのは、自覚症状がないことで、その点では体調としては良いのでよく分らない。松本先生の見方は、胆嚢のような他の内臓に何か症状を抱えている可能性があるかもしれないとのことで、森内科で近日改めて相談してみてはどうかという結論だった。あ~憂鬱になってきた。ただ、何の自覚症状もなく昨年の2度にわたる人間ドック検査でもそれらしき痕跡も見つからなかったので、何とも言いようがない。まあ、来週森内科で診てもらおうとは思っている。