441.2008年7月28日(月) 明るい笑顔のベトナムの子どもたち

 NHK・月曜日のゴールデンアワーの定番「鶴瓶の家族に乾杯」を毎回楽しみにしている。今日は久しぶりの海外取材でベトナムのホイアンだった。ベトナムはベトナム戦争中に当時の首都サイゴン(現ホー・チ・ミン)を訪れてから、戦後33年ぶりに再びホー・チ・ミンを訪れたが、戦争中はいつ砲弾が飛んでくるか分らない状態でてんやわんやだったので、落ち着いた市民の姿というものにはお目にかかれなかった。今日元横綱・大乃国(現芝田山親方)とともに訪れたホイアンは、世界文化遺産の町で古い町並みが心を落ち着かせてくれる。

 それより何より、一番印象的だったのは、人々の笑顔である。とりわけ子どもの笑顔が素敵だ。どうしてこうも明るい笑顔がいとも簡単に出てくるのだろう。ベトナムに限らず、発展途上国の人々、特に子どもたちの笑顔は無邪気で素朴、加えて簡単に顔に出てくることである。屈託がないというか、いつもニコニコしてじっと見ている。人懐こいこともある。

 ところで日本の子どもたちはどうだろう? 日本の子どもだって笑顔を見せてくれる。しかし、やはりどこか違うような気がするのである。先入観があるかもしれない。特筆したいのは、アジアやアラブの子どもたちたちは、見知らぬ人に対しても全員が同じように屈託なく笑顔を見せてくれることである。日本の子どもたちは、見知らぬ人に対する警戒心が働くのか、全員が笑顔を見せるということはあまりないと思う。全員がニコニコするのと、半分がニコニコするのでは見た印象がまったく違う。アジアやアラブの子どもたちを見ると人懐こくみんな笑顔が素敵だと感じるのは、こういう点だと思うのだが、どうだろうか?

 今晩の特別番組はベトナム人の素朴な心温まる人柄を引き出してくれたと思う。また、いつかベトナムへ行ってみようと思う。

 TV朝日の「報道ステーション」で、最近のチベットの様子を特派員が10数分にわたって伝えていたが、ラサ市内は武装警官、軍隊、監視カメラによって完全に自由を規制している。加えて、特派員に私服監視員が附いているのでは真実が伝えられるわけがない。インタビューしたおばあさんも監視員を見ながら、遠慮しがちに応えてくれていた。特派員が語ってくれた現状の中で、ラサの人々に笑顔がなくなったことと、僧侶の姿が目につかなくなったことが異常に感じられたということが印象に残っている。あの素朴だったチベットの人々からも笑顔が消えつつあるのだ。

 今日は、気象でも驚くような現象があった。関西と北陸地方に鉄砲水のような豪雨が降り、河川で犠牲者が出た。今年の特徴は、雲が細長く局地的に大雨をもたらすということになるようだ。特に、神戸市の都賀川と金沢市の浅野川が鉄砲水のような濁流がどっと溢れ、まるで氾濫に近い状態だった。東京には、いまのところ大きな自然災害は襲ってこないが、いつやってこないとも限らない。やってくるのは、避けられない。肝心なのは、災害に襲われたときにどう対応するかということだ。さぁ自分にできるかなぁ。

2008年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com