449.2008年8月5日(火) 福島県研修始まる。

 夕べは福島駅前のホテルに宿泊した。今年の福島県第2回図解研修で今日から2日間講師を務めるためである。駅前から会場の「ふくしま自治研修センター」へタクシーでやってきたが、明け方のかなり激しい降雨の名残か、相変わらず激しい雨が降り続いていた。

 今日の講義は前回と同じ参加者が12名で、県庁はじめ、各市町村から参加されている。いつも通り担当の武田剛さんと打ち合わせた。福島の県民性だろうか、皆さんいつも通りおとなしい人たちばかりである。恒例によって自己紹介を済ませ、今日のメインは「ホテル開設に伴う運営方針、並びに営業計画」を3つのグループに分かれてもらって、それぞれ図解作成してもらう。中々チームワークがよくそれぞれ良い作品ができたと思う。夕食はセンター内の食堂で打ち解けた雰囲気の中で楽しんだ。これなら明日の「私の仕事図」作成はきっと期待出来ると思う。

 さて、新彊ウィグル地区で襲撃事件が発生して、16人が死亡した。北京オリンピック開幕3日前にしてこの危険な状態である。中国政府としては問題点をすべて無理に押さえ込んで、何とかオリンピックを開催しようとしている。しかし、いつ事件が起きないとも言えない危うい状態である。この襲撃事件を起したグループは、先日昆明でバス襲撃事件を起した東トルクメニスタンのイスラム教徒のグループだ。五輪という世界が注目する中で、彼らは新たな自分たちの目的を達成しようと考えているようだ。新彊ウィグル自治区は中国の最西端でほとんどがイスラム教徒である。一方イスラム圏の最東端がトルクメニスタンで、その隣国が中国・新彊ウィグル自治区であり、中国領土であることに必ずしも納得していない。中国政府に依れば、犯人はウィグル独立派らしい。ここに民族的な独立を成し遂げようとの動きが出て、トルクメニスタンと通じる隙間が出来てくる。中国政府としても悩ましいところである。

2008年8月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com