今朝の朝日新聞一面に「官庁、娯楽に3億円-06年度」カラオケ機、マージャン牌、ビリヤード、スキー旅行、さくらんぼ狩り・・・・とある。わが国のごくつぶしである中央官庁の役人は、税金を湯水の如く使って遊び回っているのだ。先ほど東北新幹線で福島へやって来たが、その車中の電光ニュースでも伝えていた。使用したタクシー券のうち、1,900件は一回当りの利用料金が3万円を超えるという。その内財務省関係が970件だという。かつて話題になった財務省のノーパン・シャブシャブに象徴されるように、財務省以下役人どもの金銭感覚と庶民感覚は手の施しようがないほど狂っている。
3億円だって18の省庁だけの回答だという。残りの10省庁は「そうした支出はない」と回答した。誰がそんなデタラメを信じられるだろうか。それに3億円だって氷山の一角ではないだろうか。これで役人のお小遣い、遊興費や玩具代は、国民が額に汗をたらしながら上納するシステムになっていることがほぼ定着し、国民の目が届かない闇の中で容認されていることがはっきりした。
国家の重要な業務に携わっているとのプライドは大いに結構だが、あなたたちには自己満足のプライド以外に何があるのだと尋ねてみたい。もう一歩突っ込んで、国民のために本当に仕事をする気持ちがあるのかと聞きたい。仕事を陰でさぼり、ごまかし、たかり、無駄遣い、私的流用、背任行為等の悪事を積み重ね、高待遇の後に、天下りという民間企業の社員をバカにするような、「働かず高収入」を得て、有利な年金を終生受けられる。甘い汁を吸うことばかり考えている。腐りきっている。「揺り籠から墓場まで」というスローガンは、わが国の役人に献上されたアイロニーで、本音を言えば「役人になったら早く死んでしまえ」という意味だ。