451.2008年8月7日(木) 北京五輪と中国製毒入りギョーザ事件

 八木哲郎「知研」会長と朝10時に新宿で会って、月末に予定されている岩手県・気仙広域連合の研修内容、日程表、テキスト作成について話し合った。この広域連合の職員研修を担当するのは初めてで何かと戸惑うことが多い。特に、日程表の中に「合意術」が入っているので、今福島県で教えている内容とスケジュールとはかなり異なる。私自身も「合意術」を教えるのは初めてであり、この「合意術」については、以前から研究している八木会長と一緒に担当することになった。

 私の考え方を八木会長から広域連合へ伝えてもらうことにした。特に、講義では「POWER POINT」を効率的に活用したいと考えている。

 さて、開会式前から異常に盛り上がっている北京五輪も、いよいよ明日が開会式本番となったが、その前の昨日すでに女子サッカーの緒戦がニュージーランドとの間で行われ、引き分けに終わった。今日も男子サッカーが行われたが、前回大会金メダルのアメリカに1-0で惜敗した。明日から暑い日本国中で五輪フィーバーが駆け回るのだろう。

 それにしても昨日公表された、6月に中国国内で発生したギョーザ中毒事件は、今日になって高村外相が、中国側への配慮で暫時公表しなかったと、どこの国の外相かと疑わせるような発言をした。日本の国民の安全より、外国の加害者に対する気遣いを優先している、この神経は常識外のものだ。

 今朝の新聞でも、1月の国内ギョーザ中毒事件は中国で毒が混入された可能性が一段と強くなったので、中国政府はきちんと真相と経過を説明すべきだと強い口調で述べている。そこへこの高村外相の発言である。なぜ日本政府は中国にここまで遠慮しなければならないのか分らない。外相が日本人なら、加害者(多分)である中国が、被害者である日本へ配慮するべきだと考えるのが普通ではないか。どうもこの外相もしばらくその職にある間に、力を発揮しない外務官僚のペースに合わせることを学んでしまったようだ。頭の中の構造が少々変わっているとしか思えない。

 この後、この不鮮明な隠蔽事件にどうやって対応し説明するのか、そして落としどころをどうするのか、高村外相の発言を注目してみたい。ことは、国家の外交のトップが鼎の軽重を問われているのだ。

2008年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com