464.2008年8月20日(水) 北京オリンピック、男子陸上200m決勝もすごい!

 昨日北アルプス・白馬岳大雪渓近くで岩石の大崩落があり、行方不明になっていた山岳ガイドと登山客が遺体で発見された。私も学生時代から何度も通った登山道で、懐かしい思い出もたくさんある土地だ。最近大きな地震や大洪水があり、地盤が微妙に緩んでいたのではないかと思う。学生時代にも一度大きな岩石が上から転がり落ちてきたことがあった。大雪渓といい、雷鳥といい、山頂からの360度のパノラマを含め、白馬では随分愉しい登山のイメージを膨らませてもらった。あまり悪いイメージにつながらないよう願っている。

 次の作品「停年オヤジの海外武者修行」の「おわりに」の項に、今年3月にご講演を聴いた後の食事の場で、京都学派の社会学者・加藤秀俊先生から伺った「知的道楽」という言葉が気に入って、講演の場でしばしば使用することもあり、その言葉について書いている。しかし、一応先生のご了解をいただいた方がよいと考え、先日お便りを差しあげて、「知的道楽」とお名前を使用させていただきたいとお願いした。

 今日、加藤先生らしく恬淡とした感じで、「ふと、つぶやいたことばに『知的所有権』などあるはずもなく、どうぞご自由にお使い下さい」と温かいご返事をいただいた。

 北京オリンピック、今日の200m決勝種目も予想通り圧巻のレースだった。夜11時20分スタートだったが、楽しみに待っていただけの価値のあるレースだった。先日の100m決勝といい、今日の200m決勝といい、近来稀な好レースだった。やはり、ジャマイカのウサイン・ボルト選手がアメリカ勢3人らをまったく寄せ付けず、ぶっちぎりの優勝だった。タイムも19.30秒の世界新で、アトランタ大会でマイケル・ジョンソン選手が不滅の世界記録として走った19.32秒を軽々と破ってしまった。それにしても素晴らしいレースを観ることが出来るということは有難い。

 こういう明るいスポーツ・ニュースに比べて、相変わらずダーティなのが、日本相撲協会だ。昨日、ロシア出身の関取・若の鵬が大麻所持違反で逮捕され、今日は所属する間垣部屋も家宅捜索を受けた。どうもお行儀の悪いお相撲さんが増えてきた。やはり礼儀作法やしつけがきちんと教えられていないことが分る。監督する立場にある親方も権威と指導力が落ち、弟子を指導出来ないのだから話にならない。若の鵬関は、独身で部屋に自室を持ちながら、近くにマンションを借りていたという。相撲界では前例のないことだが、これを黙っている親方も親方である。案の定、警察の家宅捜索の結果、部屋からもマンションからも大麻吸引パイプがぞろぞろ出てきたという。いつも北の湖理事長は、あってはならないことと一旦は恐縮の素振りをするが、一向に抜本的対策へ動こうとの姿勢が見られない。グルジア出身の黒海関は、ロシア・グルジア戦争に関してロシア大使館へ抗議に行ったとか、横綱・朝青龍は、モンゴルへ帰国の途次北京オリンピックを見学したり、これまであまり見られなかった個人的行動が目立つお相撲さんが増えて来た。これでは、相撲協会ももうちょっと指導、監視を強めないと、今後もこういうパフォーマンスがどんどんエスカレートするのではないかと心配である。

2008年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com