日本中、というより世界が悲喜こもごもだった北京オリンピック・フィーバーが漸く幕を下ろした。ほっとしている人も多いのではないかと思う。夏休みということも影響しているが、この17日間「日本」国内は、何ひとつ前進がなかった。政治、経済両面でもまったく目に見える成果はなかった。ほぼ1ヶ月近く政党首脳は時折会議と称して雑談をやっているに過ぎなかった。あとは夏休みと称してゴルフをやったり、ずる休みを貪っている。政治家とはつくづく気楽な商売だと思う。
オリンピックの宴が終わり、これから中国は、どうやって経済成長を維持していくのか、今抑圧」しているウィグル地区やチベット、その他の人権抑圧問題はどう解決するのか、中国農村の疲弊化をどう立て直すのか、経済格差と役人の汚職をどう解決するのか、等々課題は山積である。ところが、実は一部の問題はこのままわが国にも当てはまる。政治家は働かず、官僚が主導して経済を減速させている。財務官僚のタクシー券を「事後清算払い」にしたところ、9千万円も減ったという。つまみ食いを当たり前として上司は見逃して、国民には苦しい生活を我慢しろと言っている。
オリンピックが終わって日本政官の国民を舐め切っているありようが露骨に浮かび上がってきた。
小中陽太郎さんから電話があり、先日お渡しした次の作品「停年オヤジの海外武者修行」の梗概をお読みになって、内容がタイムリーなカイバル峠やテロ事件を取り扱っているので、うまく新聞や雑誌で取り上げてくれれば、結構売れると思いますよと嬉しいことを仰ってくれた。大きな励みになる。
今日早稲田出版の大塚編集長から、今週末ころに一次ゲラができあがるとメールがあった。224ページに10ページくらい増えるとも書いてあった。明日から岩手県の気仙広域連合で研修講師を務めるが、帰ったころから少しずつ動き出すという感じだ。先日来「合意術」の研修テキストとパワーポイントのスライド作成に忙殺されている。今日も朝からずっとPCにかかりきりで、アニメーション設定等に没頭していた。あさって合流する知研八木会長にも出来上がったスライドをメール送信する。