473.2008年8月29日(金) 国会議員の呆れたパフォーマンス

 新宿で知人と食事をした後に、早稲田出版・大塚編集長を訪ねた。先日来カバー表紙のデザインについて連絡があり、大塚さんは「川崎タカオ」のイラストを使ってみたいと考えていると説明してくれた。インターネットで川崎の作品を観たが、私には少々きつい印象が残った。定年後の中高年者が出かけるとの前提なので、愉しく優しいイメージの顔写真を考えていたが、大塚さんは定年を過ぎてなお世界へ飛び出していこうとする「停年オヤジ」をイメージしているので、むしろギラギラした顔の方がよいのではないかと話された。さらに着るものも行動的なサファリ・ルックがよいという。いろいろ考えてみたが、大塚さんの考えの方がごもっともな点もあるので考え直し、ごつい線でいくことでお任せすることにした。写真と地図も大体決まりつつある。来週中には、写真、地図を盛り込んだゲラを送ってくれるということになったので、まあ順調に進んでいると思う。

 帰りに松本整形外科へ寄って、先日の血液検査の結果を教えてもらう。また、がっかりの数値だった。どうして、炎症度が下がらないのだろうというのが、私自身はもとより、松本先生の率直なご感想でもある。昨年秋から数値は上がりっぱなしで、原因がよく判らない。松本先生のお考えではリューマチ系統の支障があって影響しているのではないかとのことだった。やはり専門医に診ていただいた方がよいとご意見をいただき、東京医療センターの膠原病内科の大島先生に宛てて丁重な推薦状を書いてくださった。来週火曜日に早速訪ねて行こうと思っている。それにしても、もうかれこれ治療していただいて5年になるが、回復しそうな状態からむしろ数値的には悪化している。とにかく早く直したい。

 さて、政治家というのは、普通人とは生き方も考え方もまるで違うと思っているが、また常識的にとても考えられないパフォーマンスをやってくれた国会議員が現れた。昨日民主党・渡辺秀央参議院議員以下3名の民主党所属参議院議員、二人の無所属参議院議員、併せて5人の参議院議員が、「改革クラブ」というミニ政党を立ち上げると堂々記者会見した。ところが、これまでにも独特なパフォーマンスで派手な話題を提供していた、「虎退治の姫」こと姫井由美子議員が、今日になって所属する民主党からの離党届を撤回し、民主党にそのまま留まり「改革クラブ」への参加を取りやめると発表した。これで参加者が4人となり、「改革クラブ」自体も政党の構成要件(5人以上)を満たさなくなり、渡辺議員らの思惑は大きく狂った。

 それにしてもスキャンダルや、派手なパフォーマンスばかりが先行して、本来の議員職を全うしているのかとかねてから疑問に感じていた姫井議員に至っては、その朝令暮改の変幻自在ぶりと非常識に呆れ果てて開いた口が塞がらない。当選直後は、自民党のドン・片山虎之助参議院幹事長を打ち破り、「姫の虎退治」と大いに持ち上げられたが、その後は本業以外のスキャンダルで注目されるありさまで、こういう軽薄で無節操な人物がどうして議員になぞなろうとしたのか、また大物対抗馬を倒して議員になれたのか、どうも理解できない。

 結局政治家というのは、一部の真面目な人を除くとほとんどが単に金儲けと名誉欲のために、その人にとって政治家になるのが一番の近道だと悟った人がなっているということになる。こういう世間を嘗めきった人ばかりを集めた政治家集団というのは、金もかかるのでもう思い切って現有議員数の半分もいれば充分ではないだろうか。

2008年8月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com