昨日から普段主に使っているデスクトップPCが起動せず、画面から騒音だけ聞こえるばかりで手の打ちようがなく、SONYのVAIOカスタマーセンターへ電話で問い合わせた。担当者の指示に従ってキーボードを叩いてみたが、一向に反応がなく、担当者の話では分解修理する必要があるとのことに愕然とする。2年前にも同じような経験があるが、そのときは落雷にやられたことがはっきりしていた。その後雷が鳴るたびにコンセントを外すことにしていた。昨日から、各地に落雷があり、近所でも相当大きな雷鳴が轟いていたが、雷被害防止に関しては備え万端怠りなかった。しかるに、よりによって雷の激しい日に同じようにPCが故障とはついていない。修理に1週間もかかるうえに、修理代も高い。ざっと4~5万円かかると言われた。さらに気持ちを暗くさせるのは、ハードのメモリーが消滅してしまうことである。聞いてみると、まず消えてしまう可能性が高いという。折角苦労して本体に記憶させていたものをこのまま消失してしまうことが辛い。やはり普段から手間はかかっても大切な資料はコピーをとっておかなければだめだ。CDかUSBにバックアップしておくべきだったというのが、辛い反省である。
さて不人気な福田内閣が、物価高や景気減速を受けた総合経済対策を決定した。国費と事業費を併せた13兆3千億円の補正予算を組む意向だ。更に今年度中に第2次補正予算を組んで、定額減税を実施する考えである。問題は、財源である。景気が後退して財源確保が困難な時期に大盤振る舞いをするわけだから、国民の生活を安定させる「安心・安全内閣」としては、何とか国民のご機嫌を取りたい気持ちが湧いてくるのは理解できる。
しかし、ない袖は触れないのが現実で、早くも党内からも反対や異論もあり、新聞の論調も極めて厳しい。再び赤字国債の発行に頼らざるを得ないことは明々白々である。世界的にも驚くような、累積1千兆円近い国の借金がある中を、反対を押し切って借金を増やすことを決断したことになる。少しでも財政赤字を解消しようとした小泉首相の目指す方向とは、反対である。やはり負けそうな総選挙対策としては、少しでも一時的な国民寄りの対策を立てて人気挽回に努めたいとのあわよくばのスケベ心と、公明党への気遣いがあることは間違いない。
一時的に少し税は軽くなっても、そのツケは将来に回されるということを国民がどの程度意識するだろうか。