477.2008年9月2日(火) 自分だけの都合で辞める福田首相

 松本整形外科医院の紹介状を持って、東京医療センターのリューマチ専門医・膠原病内科の大島久二先生にご相談した。発病とこれまでの治療の経緯、そして松本先生と内科医森先生の処方についてお話した後、大島先生は先生なりの検査をしてみたいと仰って、尿検査、血液検査、レントゲン検査をして、結果の出る8日(月)に話を伺うことになった。大島先生から松本先生へお手紙も預かってきた。近日松本先生へ今日の報告を兼ねて診てもらいたいと考えている。

 CRP定量数値が上がり続けることについて、ちょっと高いと大島先生も懸念しておられた。今服用中の「ブレドニゾロン1mg」を「ブレドニゾロン5mg」に戻すことに触れられたので、そうなるとこれまでの治療に逆行することになるし、ブレドニゾロン自体がステロイドなので、強力になる点では気持は複雑だ。もしそうなるなら辛いところだ。

 福田首相の突然の辞任騒動は案の定、国内外に大きな波紋を広げている。EUは割合冷めた見方であるが、米中は福田首相を持ち上げている。アメリカが福田首相を評価するのは、インド洋における海上自衛艦の給油活動への感謝と継続希望があるからであり、本音は日米同盟と言いながら、こう簡単に辞められたのでは堪らないというところではないか。国内では、もうぼろくそである。北海道のお百姓さんか、漁師が言っていたが、「辞めたいからと言って責任ある立場の人間がこうも簡単に仕事を放り出すなんて、出来ればわれわれもそうしたい。しかし、われわれは今の仕事にしがみついていなければ生きていけない。だから辞められないんだ」という悲痛な言葉が胸に突き刺さる。どう屁理屈を言おうと、福田首相は自分だけのために、辞任することを決めたことは間違いない。身勝手な世襲議員はこれだから困る。

 今日から広島で第7回G8下院議長会議が開催され、アメリカからナンシー・ペロシ下院議長が出席された。アメリカ政府の高官、特に大統領クラスの大物が広島市を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花するのは初めてのことである。寡聞にして知らなかったが、これまで広島と長崎の原爆記念日の式典に出席したアメリカ政府の要人は、駐日大使、総領事らを含めても前例がないらしい。アメリカはこれまでも原爆投下は戦争を早期終結させるために必要だったと、悲惨な状況をもたらした原爆投下について謝罪しない論旨を繰り返してきた。戦後63年経過してアメリカの同盟国に対するこの冷酷にして理不尽な対応は、やはりわれわれ日本人としては頭の中にきっちり入れておかなければならない。

2008年9月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com