489.2008年9月14日(日) 一週間早いお彼岸の墓参り

 久しぶりに先祖の墓参りへ出かけた。いつも通り妻の実家・川手家の多磨墓地から、近藤家の中野・宝仙寺へ回る。二男は新潟勤務なので、敢えて呼ばなかったが、孫3人を含む長男家族5人がやってきた。今日は連休も中日のせいだろうか、中央高速道路から車が混んでいて、実際に多磨墓地へ来てみたら、ここもかなりの人出だった。こんなことはこれまであまりない。先祖への墓参りも混雑を避けて、日程調整のうえ1週間前倒しでやっていることになる。我が家もそうだが、どこの家族も段々日時には拘らなくなってきたようだ。

 自分の生前墓をお参りするというのも妙なものだが、先祖の墓石にはお花を手向けても、自分自身が昨年建立した己の墓にどう向かうべきか住職には、心構えなどをまだ尋ねていなかったので細かいことはよく分らない。墓石にお花を一輪供えお水をかけておいた。作法には反しているかも知れない。

 11月の同時期に、次作品「停年オヤジの海外武者修行」と、前著「現代・海外武者修行のすすめ」の焼き直しを上梓することになって、今両著書の校正ゲラをチェックしているが、それぞれ異なる出版社の熱心な編集者と交渉できて、学ぶことが多い。前者についてはほぼ終わり、近日ゲラを届けて、更に打ち合わせをすることになっているが、後者については前著を基本的には大幅な文章・スタイル変更をしないという前提で話を進めている。しかし、かなり細かい表現、特に重ね言葉や単語の取り違い等について指摘してもらっている。実は、細かいところによく気がつかれる編集者だと感心しているところだ。内容的にはほとんど変わらないが、書名は私の申し入れで頭に「新」を付けて「新・現代海外武者修行のすすめ」に決めさせてもらった。当分細かいことまでやることになるが、新しい書を世に出すということは、自分の考え方や現状を売り込むことであり、今の自分の立場上意欲を掻きたてられるし、モチベーションも高まる。とにかく楽しみが増してきた。

 昨日もブログに書いたが、三笠フーズ㈱の事故米偽装販売事件は、その影響が益々広がりを見せてきた。因みに今朝の朝日新聞を見ると、「汚染米底なし沼」「経路複雑、情報も混乱」「農水省ジタバタ」「転用の手口継承」と見出しがあり、図解入りで懇切に解説してくれている。回収した日本酒はすでに112万本に達して、消費者に大きな不安を与える大スキャンダルとなった。ジタバタしている農水省の白須敏朗・事務次官が「責任は一義的には食用に回した企業にある。私どもに責任があると考えているわけではない」と居直ったような、刺激的な無責任発言をした。国民、消費者を愚弄するような発言だ。これで農政のトップだというのだから何をかいわんやである。流石に町村官房長官が見かねて注意したようだが、バカな役人どもは何をやり出すか分らない。いよいよ対応が後手後手と回ったBSE騒動の二の舞になってきた。どういう落としどころがあるのだろうか。

2008年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com