社会保険庁の歯止めなき悪質な暴走ぶりは止まるところを知らず、またまた組織ぐるみの怠け癖と嘘つきが国民の前に曝け出された。今日社保庁は、厚生年金の支給額算定の基礎となる標準報酬月額の改ざん問題で、標準報酬が極端に(5等級以上)引き下げられた記録が約75万件あったと発表した。ふざけるんじゃないと言いたい。やれやれである。先日舛添要一・厚労相は改ざんが6万9千件ほど見つかったと言ったばかりである。何たるお粗末!これは社保庁の役人どもの長きに亘る意図的な犯罪行為である。しかし、過去に遡っても役所内から、責任を取る人間は絶対出ないだろう。それが役所の体質だからである。もうこうなったら現状の官僚制度に徹底的にメスを入れなければダメだ。じっくり考えて、役人を懲らしめる懲罰制度と、国民を舐めきっている彼らの根性を叩きなおす公務員制度を抜本的に制度改革しなければ、この種の悪事と怠惰はいつまでもなくならないだろう。
とにかく「役人悪人論」をしっかり組み立て構想を練って、いずれ世に訴えていきたい。
一昨日観光振興を目指して観光庁が発足したが、今朝の日経「春秋」欄には「国土交通省の外局として観光庁ができた。第一の任務はやはり外国人観光客の誘致らしいが、『庁』までつくって何をやろうというのだろう。『国際競争力の高い魅力ある観光地づくりを支援』などとうたっているけれど、民間の仕事に余計な口出しをしないのかどうも心配だ」。やはりお役所仕事の非効率ぶりを気にしている。実際ソフト分野の多い旅行業界で、「いつも動いている旅行業」の実態が分らない官庁がいくら旗振りをやっても誰も踊らないのではないか。こういうところが、お役人のピントのずれている点だ。
玉川青色申告会が主催してくれている「複式簿記講習会」も今日が最終回。やはり演習を含めて直接授業方式で教えてもらうと理解しやすい。振替伝票の記入、総勘定元帳への転記、同月次締切り、合計残高試算表の作成、総勘定元帳の期末締切り、決算整理方、領収書の保存方等、一連の記帳作業を学んだ。たった3回だけの講習だったが、初めて真剣に学んで分りやすい説明に受講した効果は充分だった。今どきこういう良心的で手軽で有意義で、安くて「目から鱗が落ちる」講習があるんだなぁと感心した次第である。
このところのアメリカの金融不安の連鎖により、日本の景気も大きな影響を受けているが、ついに今日の東京株式市場は日経平均で11,000円を割ってしまった。これから日本経済の力を示す株価はどういう道筋を辿って行くのだろうか。3月に持ち株は全部売却してしまったので、もう損することもないが、それでも底値を待って買い戻し損害を取り戻そうとの助平根性もあるので、相場は気になる。