昨日アメリカで金融安定化法案が下院議会を通過成立した。先月29日に同法案は一旦下院で否決され、その後上院で一部修正して通過、再び下院に戻され修正案が可決された。そもそも最初に下院で否決されたこと自体が意外だっただけに、僅か1週間で修正案が賛成多数で成立したことが、いかにもドラスティックでアメリカらしい。
当初公的資金を金融機関救済のために投入することが、国民、特に低所得層から大きな反発を招き、それが下院議員の背を押すことになって、結果的に法案否決となった。ブッシュ政権も金融不安解消の手立てが否定されたことにショックを受けたようだ。当面金融不安を回避し、打開するための手段として反対多数の世論を真剣に受け止め、法案の精神が否定されることが、今後益々景気後退を加速させ、ヨーロッパ、アジアの金融不安を増幅させると考え、懸命に国民を説得し、修正を加えることによって何とか公的資金が市場へ出回ることになる。
ところで、これで金融不安解消とはいかないものである。これはサブ・プライム・ローンによる巨大な打撃のほんのひとつの処方箋に過ぎない。現実に、値下がり続けたダウ平均株価が一気に上昇に向かうと思いきや、予想に反して昨日は157$も値を下げた。まだ、市場は疑心暗鬼なのだ。週明け後のヨーロッパ、アジアの株式から目が離せなくなった。
今日は高校ラグビー神奈川県予選1回戦で母校湘南高が、横浜創学館高と対戦した。近所の和田先輩をピックアップして、日大藤沢高校へ。
新しいチームになったが、また負傷者が出たようだ。しかし、最近の傾向としては選手層が厚くなったことが、チーム力を押し上げる要因のひとつとなっている。試合は、キックオフ早々にトライを得て、前半だけで5つのトライを奪い、トータルで8トライを奪取、後半は4人を交代させる余裕も見せて、結果的に46-12で圧勝した。まずは幸先が良い。この調子で2回戦も勝ち上がって欲しい。