3384.2016年8月18日(木) 安倍首相が私の後を追ってキューバへ行くとよ~

 安倍首相が9月末にキューバ訪問を検討しているとのニュースが伝えられた。まさか私がキューバへ行くと知って首相も慌ててキューバ公式訪問を決めたわけではあるまい???。 

 本年3月オバマ大統領がアメリカの現職大統領としては88年ぶりにキューバを訪れ、両国の国交は一応回復した。だが、アメリカとキューバは、長期間に亘って距離的に近い国でありながら国交が途切れていた。経済封鎖は完全に解除されておらず、まだ経済面の国交回復が実現していない。ごく最近読んだ佐々木譲著「冒険者カストロ」、戸井十月著「チェ・ゲバラの遥かな旅」、三好徹著「チェ・ゲバラ伝」の3書を通して考えるのだが、アメリカとキューバの国交回復は一筋縄では解決しそうもないようだ。あまりにもお互いの憎しみ感情が強かったことと、アメリカによる経済封鎖のしこり、アメリカのキューバ国民蔑視、等々が両国間に大きな溝を作ったからである。小泉内閣時代の2003年にフィデル・カストロ前国家評議会議長が訪日しているが、アメリカの顔色を窺っていたわが国は双務的に利益を生む協約を結ぶことはしなかった。

 だが、今年6月に訪日されたキューバのディアスカネル国家評議会第1副議長は、オバマ大統領のキューバ訪問は何のインパクトもなかったと手厳しい評価をしている。キューバ国民はアメリカの実質的な封鎖解除自体を求めているのだと現状には悲観的である。その背景には、キューバにはラテン・アメリカを指図するアメリカ資本主義への危機感が強いことが影響しているようだ。そのため経済大国日本との関係強化に期待している。 

 そんな状況の中での安倍訪問はキューバへ乗り込もうとする中国の先手を打つ意味でも、また今やさほどアメリカのご機嫌伺いをする必要もない点から、ラウル・カストロ現国家評議会議長との話し合い如何によっては、キューバへ経済援助を供与することも含めて日本にとっても長期的視点からメリットが望める協定を締結することが考えられる。

 昨日の夕刊にポップ歌手マドンナが今ハバナを訪れ、自身58歳の誕生日を祝ったと写真入りで珍しい話題を扱っていた。キューバがいま世界的に広範に注目されているのだ。

 下旬に出かけるキューバ旅行の楽しみが増して来た。

 さて、今朝のテレビ・ニュースで日本の女子レスリング・チームがリオ・オリンピックで1度に3つの金メダルを獲得したと大々的に伝えていた。朝日夕刊ですら一面の8割方を割いて金メダル獲得に大騒ぎしているほどだ。その3つの決勝戦はすべて試合終了直前の逆転勝ちというのだから、日本女子も中々やるものだなと頼もしく感じた次第である。4大会連続の金メダルを狙っていた伊調馨選手は、決勝戦で最後の土壇場になって逆転勝ちしてひやひやものながら宿願を達した。他の2選手、登坂絵莉選手と土性沙羅選手も最後の数秒間で逆転勝ちした際どい勝利だった。それにしてもオリンピックで念願を成就するというのは、生易しいことではない。明日はやはり4連覇を目指している吉田沙保里選手が、夢を実現してくれるだろうか。

 他にも卓球男子団体が銀、女子団体が銅、水泳女子シンクロナイズ・デュオで銅メダルを獲得した。これで、今大会で日本が獲得した金メダルは10個になったが、まだ優勝の可能性があるレスリングがあるので明日以降も期待したい。

2016年8月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com