今朝一番に電話で八木哲郎・知研会長に韓国でのシンポジウムの様子について報告した。うまく出来たとの報告にホッとしたと仰っていた。やはり事前にシンポジウムの様子を充分に把握出来なかったので、どんな結果になるかと心配されていたようだ。まあ期待を裏切らない結果だと思うので、私としても一安心だった。
いくつか頼まれていた原稿が溜ってしまったので、今日から執筆に気合を入れている。「慶38」第3号の編集、発行をすべてひとりでやってくれている杉田士郎くんから不意に電話があった。9月中に原稿を送るはずだったのだが、つい遅れたままに韓国の資料作成に注力してしまった。約束を大きく遅らせてしまったが、あまり遅れたことがないのに連絡もしなかったので杉田くんとしては、もしやと思ったらしい。元気だと思っていたら亡くなっていたという例が結構多いので、私もその1人かとも考えられたらしい。原稿の遅れが余計な心配をかけることになって申し訳ないと思っている。
さて、帰ってみると政府が考えている陳腐な経済対策の一環である定額給付金の支給方法がまだ決まっていない。所得制限を設けるか設けないかというバリアが浮上している。麻生首相と与謝野財政相の考えが一致しない。自民党内でも言いたい放題の発言をする議員もいて一向に決まる様子がない。所得を把握するのは、大変で自治体にとってはその作業に費やす労力は身に余るというのが自治体の考えだ。それに押されて、毎度のことながら腰の定まらない麻生首相の考えがくるくる変わっている。自分自身の確たる信念の下に出した提案ではなく、選挙対策用にお手軽に周囲が考え出した案であることが明白である。まるで朝礼暮改で、首相はこれに一体どうケリをつけるのか分らない。好い加減にしろと言いたい。
9日にイスラエルの聖墳墓教会内でアルメニア正教とギリシャ正教の聖職者同士の殴りあいの様子をテレビは生々しく伝えていた。あの黒い聖衣を身にまとった聖職者と青い聖衣の聖職者が殴りあうとは呆れ果てて言葉もない。もともとこの聖墳墓教会はイエス・キリストの遺体が埋葬されているということから、キリスト教各宗派がその所有権を主張して、問題になっているところである。それにしてもその地下で眠るキリスト様もえらく落胆していることだろう。