570.2008年12月4日(木) ツアー企画者の気持ち

 友人と出雲方面のツアーに参加した妻を早朝羽田空港まで車で送った。このツアーのパンフレットを改めて見てみると、僭越だが、ちょっと手抜きではないかと思えるくらい情報伝達方法が稚拙である。あまり顧客の求める形になっていない。

 実は、ケースは違うが最も大切な連絡事項としてではなく、付属的な情報として伝えていたということを私自身もやったことがある。完璧ということはないというのは言い訳であって、事前の旅行情報としてはやはり完璧であるべきである。ましてやソフト面ではなく、ハード面の情報の場合ではことさらそうである。過去の例の場合は、後に自分でこうすれば良かったという反省が残り、顧客に大きな迷惑をかけることはなかったが、後々まで気になって仕方がなかった。

 今回妻が手にした2枚の「説明書」では、2枚とも表面はまったく同じ内容で、1枚の裏面はスケジュール表、そしてもう1枚の裏面には宿泊旅館が書かれている。どうしてこういうムダな書類を作るのか。それでいて留守宅用のスケジュール表と宿泊旅館リストがない。当方でコピーをせよということなのだろうか。もしそうだとするならせービス業としては失格である。2枚の説明書を作成するくらいなら、同じ内容は要約して1枚にまとめて参加者用と留守宅用にすべきではないかと思う。参加者は非効率な書類に不信感を抱き、必要な書類を誰が、どういう手順で作り、誰が承認して参加者へ送り届けるのか疑問に感じると思う。特に、留守宅では参加者と同じスケジュール表が欲しいものだ。どうして留守宅用のコピーが送られてこないのか。また、このツアーのスケジュールでは松江市内で中途半端な自由時間をとっているが、それでいて肝心な松江城の観光が入っていない(経費的な問題ではないと思う)。主催会社はどういう意図でこのツアーを企画したのか、少々理解に苦しむ。

 長い間旅行会社でツアーを企画していた立場、また顧客にツアーを販売していた立場からすると、やはり気になるツアーである。まあトラブルになることはあるまいが、自分ならツアー内容をもっとアップして、もっと分りやすい説明書を作成することができるとつい思ってしまう。

 まあ昔の思い込みはこのくらいにしておこう。それにしても明日の松江地方は雪が降るらしい。

2008年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com