このところ不況ニュースのオンパレードである。昨日は派遣社員の首切りで、自動車会社が槍玉に挙げられていた。自動車、電機、工作機械等の製造業を中心に非正社員の大規模な削減が相次いでいる。日ごとに増えて来年3月までに非解雇者は約3万人になるという。益々雇用問題が深刻さを加えている。麻生首相が経団連の御手洗会長を官邸へ呼んで、非正規雇用の維持を求めて間もなく、御手洗会長の会社キャノンの子会社である、大分キャノンが同社で働く請負会社の従業員を年内に1,100人も削減する見通しとなった。
派手なのは野村HDがロンドン支店従業員を約1,000人解雇する。その中にはリーマン・ブラザース欧州支店社員だった者もいるから驚く。今日夕方入ったニュースでは、自動車産業の不振から、ついにホンダが来年以降F1レースから撤退することを社長が公表したことである。それにしてもこのF1を維持するのは、大変だったらしい。もちろんプラス面も大きいが、維持経費が年間500億円から600億円もかかると聞いては、ホンダ経営陣の苦渋の決断が分るような気がする。
昨日小田急電鉄の鈴木正俊常勤監査役を訪ねて、小田急OXストアの店舗内書店「ODAKYU BOOKMATES」で拙著を販売してもらえるようお願いした。今朝鈴木さんから電話がありコンタクトすべき担当者の名前が分ったので、直接連絡をとるようアドバイスいただいた。早速10月に完成したばかりのOXストアの本社(小田急商事)へ伺い、担当の筋野さんに前著の焼き直し版と新刊の説明をして、同社7書店で2つの作品を販売してもらえるようお願いした。筋野さんは好意的に聞いて下さり、直ぐにでもトーハンを通じて仕入れして、全店舗で平積み販売しましようとまで言っていただいた。実にありがたい。こんな時、古巣の会社が大きな商業施設展開をしているのは心強い。先日も小田急百貨店内の三省堂書店で販売していただけるよう山田尚相談役にお願いしたが、うまく行けばいいなあと願っている。やはり著者がその気になって一所懸命売らないとなかなか販売数は伸びないと思っている。