575.2008年12月9日(火) 今年最後の酒のペンクラブ例会

 駒沢大学の講義を2つ聞いてから酒のペンクラブ12月例会へ出かける。駒沢大一時限目では菱山講師が先日贈呈した拙著のPRをやってくれたうえ、今日のテーマ「出版ジャーナリズム論」に関連づけて突然私に出版の苦労話をするよう指名されたので、僭越ではあったが、60年安保の時代から最近の上梓に至るまでの間文章を書くことについて考えていることを簡単に話した。2時限目の片山講師には岩波市民セミナーの原講師の講義内容について報告がてらお話した。良い話だったと感想を述べたら、納得されておられたようだった。

 17時50分に授業が終了してから、18時に始まる酒ペンへは時間的にタイトで毎度遅刻するが、今日は18時40分会場の麹町にある「ふくおか会館」に着いた。近況報告の際、山崎洋さんがセルビア語に翻訳され、出版された「古事記」を回覧して何語で書かれているか、クイズ形式で尋ねてみたら誰も分らなかった。無理もないと思う。やはりセルビア語は日本では馴染みのない特殊な言葉である。

 いつも安くて食べて飲んで楽しい会合だが、今日は長老の山中さんから懸案の佐賀旅行について触れられ、その後西岡・佐賀県東京事務所長から1泊2日のスケジュール「佐賀の酒と肴を巡る旅」案が示された。費用は48,000円程度とのことであったが、高いとか安いとか、2月中旬がよいとか下旬が好都合とか、ピーチクパーチクでまとまらず、もっと安くして2月中旬で見学酒蔵も減らし、序に2月例会も下旬にするという線が出された。これから西岡所長が悪戦苦闘することになる。

 散会して雨の中を小中陽太郎さんと歩いていると、小中さんの携帯に日経の西山さんから麹町にある佐賀の飲み屋「まつら」で待っているとのお誘いに、小中さんともども合流することになり、再び飲み始める。その席で小中さんが酒ペンの会報フロントの巻頭言執筆者のひとりとして私にも書くように中心人物である、山中保学さん、麻木正美さん、西山貢さんに持ちかけている。小中さんを含め、それぞれジャーナリズム界の大物がペンを取っていた重要なスペースで、書こうと思えば書けないことはないが、ちょっと荷が重い気がする。

 いずれにしても酒ペンは案外気楽な会合で皆さん好い人ばかりで中々楽しい雰囲気である。

2008年12月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com