597.2008年12月31日(水) この1年はどうだったか。

 今年もあっという間に大晦日を迎えることになった。

 まず、自分自身にとって果たして納得のいく1年だったろうか。健康面では血圧が上がり気味だったが、それほど心配する1年ではなかった。食欲もまずまずだった。

 活動面では、一応満足することができたと自分自身で納得している。いつのことになるかと心配していた「停年オヤジの海外武者修行」も何とか早稲田出版から上梓することができた。おまけにこの売れ行きが頗るいい。すでに来年1月10日をメドに重版が決定している。2月には出版記念会も控えている。加えて、前著「現代・海外武者修行のすすめ」を「新・現代海外武者修行のすすめ」と改題して12月に文芸社から再販することができた。

 講演では、従来の定期的な講師のほかに、新たに海外の活動が加わった。11月の韓国・束草(ソク・チョ)市におけるシンポジウムの参加である。そのほかに国内でも新しい講演活動が加わった。岩手県の気仙広域連合、東京交通短期大学、新宿法輪会ほかである。その間隙を縫って小論やエッセイを書いた。

 セミナーや大学の公開講座にも足しげく通って、その道の多くの先達やプロの話を聞くことに努めた。4月から始まった週1回の多摩大学・寺島実郎「現代世界解析講座」、5月から始まった週3時限の駒沢大学・マスコミ研究所公開講座、そして12月に4回の岩波市民セミナーの原寿雄氏の「ジャーナリストとして生きて」等は、既定の「構想日本」、ふるさとテレビ、JN協会のセミナーと併せて、脳軟化症に陥りがちの頭脳に刺激を与えてくれ、新たな知識を涵養させてくれて大いに向上心をステイミュレイトしてくれたと思っている。その他にもほぼ毎週パソコン教室で個人指導を受けて、とても完璧とはいかないまでも、ある程度力がついたと思っている。ホームページも若干手直しすることができた。来年はもう少し手を加えてみたい。このブログにしても一年半の間休むことなく継続して今日597回目を書き込むことができた。ある程度続けていくことに自信を持つことができた。省みて不十分だったり、納得のいかない点も多々ある。両膝が少し回復してきたので、もっと海外にも出かけるべきだったとの思いも強いし、もっと厳しい目で現実を見つめた社会評論を書くべきだったとも思っている。それでも全般的にはまずまずだったと言えるのではないかと思っている。

 来年は今年の反省を踏まえて、もっと外へ向かって実績を誇れるような仕事をしようと考えている。

 外の世界では、イラクやアフガニスタンの戦争の行方も定まらない。年末になってから始まったイスラエルのガザ地区に対する激しい空爆は、2千年の怨念の篭った恨みを露呈するものだった。イスラエルの攻撃は休む間もなく、5日間に亘って続けられ、すでに死者は400人近くに達している。国連事務総長が何度も自制を訴えているが、イスラエル、ハマス両者とも一歩も後へ引かない。こうしている間にも犠牲者は増えている。ガザは今や世界中で一番激しい戦火が交わされている地となっている。益々複雑な道へ入り込みそうな気配である。

 国際経済面では、不況に終った1年だった。北朝鮮の核問題も何ら前進することはなかった。それにもまして世界的な景気後退は一体全体どうなってしまうのだろうか。来年も早々からあまり展望の開けない状態が続く気がする。

 今晩は例年通りNHK紅白歌合戦を観ることになった。終るともう新年である。来年こそは私自身は勿論であるが、周囲も、外の世界も事態が好転することを願って、問題の多かった1年を送りたい。

2008年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com