3246.2016年4月2日(土) 小中陽太郎さんがペンを退会?

 小中陽太郎さんのあまりにも唐突な日本ペンクラブ退会届にはびっくりした。もちろん理事も辞めるという。「びっくりぽん」である。

今日は花曇りでやや寒いとの天気予報が出ていたが、前々から京王線仙川駅近くで恒例の花見をやろうとお誘いを受け楽しみに、待ち合わせ時間に京王線調布駅へ出かけた。男女7人が向かった先は、深大寺だった。わが家からそれほど遠いわけではないが、訪れるのは初めてだった。近くの神代植物公園周辺ともども、まさに桜は満開だった。

 その後小中さんが理事長を務めている仙川駅近くの一般財団法人プラザ財団へ行き、ドイツ在住のアーチスト近藤愛助氏の写真展示を拝見した。曾祖父が戦後アメリカの日本人収容所に抑留されていた記録を写真に収めたものだった。その後インド・カレー店で会食となり、そこで小中さんが正式にペン退会について浅田次郎会長宛退会届コピーを示され、退会を決意した事情と経緯を説明された。

今のペン執行部のやり方には、かねがね不満を漏らしていたことは、われわれペン会員は承知していた。それらについて再三に亘って質問し、理のある説明を求めてきたが、その都度言い逃れられてしまった。中々改革が前へ進まない。問題はペンの不明瞭会計であり、それを許す事務局の慣れ合い体質である。ペンの財布から資金がどんどん無くなり、国際ペンへの貸付金と対応や、著作権問題の不誠実な処理、理事選出問題、等々不透明な問題が吹き出している。それを良識派の小中さんが追及してきたが、姑息な浅田次郎会長以下執行部が不十分な説明で追及を逃れようとしている。小中さんも長年問題点を追及してきたが、もう手に負えないと投げ出したように思える。

折角昨年の理事選挙で改革派としては、それなりの成果を挙げて漸進的にあるべき方向へ踏み出したばかりである。ここで親分に匙を投げられては、子分としては思案投げ首である。今日参加しなかった常務理事の大原さんを交えて今後の対策を考えなければならない。

 それにしても小中さんも随分思い切ったことをやるなぁという気がしている。これほどの大決断をされるなら、前以って一言われわれにも相談していただきたかったというのが本音である。とにかくあまりのショックに呆然としている。

2016年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com