株価の下落が止まらない。今日で東証は3日連続の値下げである。その前提であるニューヨークのダウ平均も下がりっぱなしである。いつになったら上向きになるのだろうか。
今月は「酒のペンクラブ」例会が新橋の「酒坊いそむら」で行われた。場所が分りにくく近くまで辿り着いていながら、犬のように界隈をぐるぐる回っていたというお粗末。
皆さんが話されるのはやはり先日の佐賀の旅である。みんな良かったと好評である。酒蔵を初めて訪れた経験から感じたことは、地場の産業である日本酒は、あまり手広くしないで、ましてや全国展開などは考えない方がいいと申し上げた。日本酒製造の振興は、地域の活性化につながる。安定した経営を目指し地元と協力しながら地域、そしてその周辺だけで販路を確保しておけばよいのではないか、と僭越だが個人的な考えを申し上げた。全国展開を試みようとの気持にも尊いものがあるが、下手に広告費や物流に多額のコストをかけることにより出費がかさんで経営が立ち行かなくなる。まあそんなことをお話した。
今日は多くの差し入れがあり、特に会員のひとりが佐賀から送らせた小松酒造の特別純米酒「万齢」、同じ佐賀組が持ち込んだ井手酒造の「虎の児」を始め、他にも5種類ほどの原酒、生酒の持ち込みがあった。あれこれ飲み回っているうちに些か酩酊気味となり、寒いそぼ降る雨の中を遅からず、早からず帰宅と相成った。