昨日から今日にかけてWBC優勝フィーバーで日本中が沸き返った。都心では号外も出た。テレビも日本チームのナイスプレーを繰り返し放送してWBC優勝に酔いしれていた。野球好きで知られるあのキューバのカストロ前議長もイチローは世界で最高の打者だとべた褒めである。
MVPは松坂投手が手にしたが、ほかにも活躍した選手が沢山いた。原監督の指揮、選手掌握術も中々のものだった。原監督もMVPに値すると言った野球評論家もいたくらいである。
一方で、民主党小沢一郎代表の企業献金弁解会見の評判は頗る評判が悪い。今朝の日経、朝日ともに社説でも一般記事でも取り上げて、説明責任を果たしていないと厳しい論調である。民主党内でも総選挙に悪影響を与えることを懸念する声が徐々に上がってきた。民主党内では猫の首に誰も鈴をつけないのだ。それが今日はあちらこちらから不満の声が上がり出した。党員の本音はほとんど小沢代表自らが、1日も早く身を引くことを願っているように見える。このままでは民主党は自浄能力がないと思われる。党の存在感を訴え、近代政党として地歩を固めて前進するには、喧々諤々の議論を公開で戦わせて、国民、つまり有権者に正直に党が考えていることと政策を訴えることだ。
これから民主党はどこへ向かうのか。このままではダメなことははっきりしている。小沢代表は今すぐにでも辞めるべきである。そして、ゼネコンとの金で汚れた関係を清算して清新なイメージで出直すことである。田中、金丸の古い自民党体質から脱却しないと小沢一郎も民主党も国民の支持を失うだろう。