先日北朝鮮が来月4日から8日の間に、人工衛星を打ち上げ最初の第1弾を秋田県沖合いに、そして第2弾を日本本土を通り越して太平洋上へ落とすと発表したが、日米韓からは衛星ではなく、長距離弾道ミサイル「テポドン2」ではないかと疑われている。
日本上空を通過するので、万が一にも日本国内へ落下することを想定して今日安全保障会議では、ミサイルが日本の領土、領海に落下する場合に備え、自衛隊法に基づいて「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令することになった。早速防衛大臣の命を受けて自衛隊部隊が地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を積んでぞろぞろ落下予想地点へ動き出した。
どうして北朝鮮という国は平時にこういう馬鹿なことをやるかと言えば、勿論北朝鮮の他国の迷惑を顧みないやりたい放題の、爆弾攻撃に対する防衛のためだということである。いくら理を説いても、聴く耳を持とうとしない理不尽な北朝鮮では、すべてが虚しい。嫌な予感だが、先の戦争前夜に似てきているような感じである。あの戦争の記憶はそれほどあるわけではない。しかし、現実に父親が入営中の部隊へ見舞いに行ったり、灯火管制で電灯の光を落としたり、目の前で米空軍機が列車を銃撃する光景を我が家の2階から見ていたり、空襲警報のサイレンが鳴るたびに防空壕へ避難したり、それなりに戦争感覚は体感として覚えている。だが、海外の戦地で元日本兵の方々から悲惨な話を直接伺ったことが一番自分には堪えたと思っている。そんなことにならないために、戦争の恐れのあることには有言無言で反対してきたつもりである。
折も折、今日1枚のハガキが届いた。講演会「戦後日本共産党史(45~60年)の諸問題」の案内である。どこで私の連絡先を知ったのだろうか。終戦から安保までやろうというのだ。テーマから推して主催者は共産党系統の組織ではないかと思っている。こういうところが共産党の目ざといところだし、細かく国民の気持に目配りしているところでもある。主催者をはっきり表記しない点が気にかかるが、社会運動資料センターではないかと推察する。どんな形式で会を進めるのか面白そうなので行ってみようかなと思っている。
それはさておき、北朝鮮ギャングには参るなぁ。将来北朝鮮国民に負の遺産として残されることははっきりしているが、彼らは気の毒にも何も知らされていない。
今日の夕刊には昨夕観た映画「フロストXニクソン」の広告と映画評が大きく掲載されていた。かなり話題になりそうである。