700.2009年4月13日(月) バンコック市内に非常事態宣言

 このブログも連続して700回を数えることが出来た。まず健康だったことが続けられた原因だと思う。そして、継続しようとの前向きな意欲、好奇心が途切れなかったことが700回継続の最大の原因だと思っている。これから果たしていつまで続けられるのかは分からないが、気持が萎えない限りは、何としても続けていきたい。

 そのためには、やはりPCへ向かう意欲を維持することが大切なことだと思う。今日も個人的にPC教授を受講すべく教室へ出かけたが、習うことには限がない。一昨日は契約しているITコンサルと電話回線で会話しながら、デスクトップPCにはSCYPEをインストールしてもらっり、ノートPCではアンチウィルスのAGV7.5 を8.5 へ切り替えてもらった。SCYPEをインストールしてもらって、さてこれをどう有効に使うのかとんと分かっていない。そんな有様だから、課題はこの後どのように有効的にメリットを使えるかである。 

 さて、タイが荒れている。バンコック市内に非常事態宣言が出された。パタヤで開催予定のASEANが中止となり、この後の予定が立たない。その中止の原因となった、タクシン元首相派のデモ隊を排除するためである。ついに政府も堪忍袋の緒が切れたように、タクシン派の「反独裁民主同盟」に対して強制排除に踏み切った。確かに政府の対応は生温かった。デモ隊のなすがままだった。これが国際社会の嘲笑を浴びた。実際デモ隊を強制排除することをためらっていた政府は、その弱腰を衝かれデモ隊の思い通りに暴れられてしまった。どうもタイという国は、ぱっと火山が噴火したように国の節目となる場面でひと暴れする伝統がある。

 以前添乗員としてバンコックにいた時に戒厳令が発令され、当日の朝日夕刊第1面には戦車の写真が載っていた。外国のことではあるが、いつ日本にも火種が飛んでくるかは分かったものではない。だが、こればかりはお断りしたいものである。

 今日フィリッピン人夫妻がひとり娘を日本の親戚に預けたまま、成田空港から母国フィリッピンへ帰っていった。夫妻は強制送還によって母国へ帰国させられたものである。15年前に入国ビザ偽証で日本へ入国し、その後不法滞在容疑で国外追放処分となったが、13年前に日本で生まれたひとり娘、カルデロンのり子さんが日本語以外話せず、せめて独り立ち出来るまで親子3人が日本で暮らせるように、再三東京入管に訴えていた。しかし、両親の国外追放により、親子離れ離れの生活を送ることになった。識者がコメントを述べていたが、この決定はあまりにも親子にとって冷たいものである。確かに法を犯した経緯はあるにせよ、まだ13歳の娘と国を隔てて生活を送らせるには、あまりにも情に欠ける仕置きと言ってもいい。

 法務省では、特例が前例になる恐れがあると言っているらしいが、前例になったとて好いではないか。不法行為に対してまったく情状酌量の余地を残さずに、法律的には不法滞在であるかもしれないが、真面目に市民生活を送っている親子を生木を裂くように別れさせて帰国させるようでは、反って立法の精神にも悖るのではないか。

 法律というものについて考えさせられた1件である。

2009年4月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com