JR渋谷駅にちょうど到着した山手線で代々木へ行こうとしたところ、日暮里駅で人身事故があったのでしばらく停車するとアナウンスがあった。またかとの思いとともに、すぐ‘change my mind’で東京メトロに乗って青山1丁目まで行き、都営地下鉄に乗り換えて代々木駅へ出て、何とか歯科と約束の時間に間に合った。先月28日所沢へ出かけた時にも高田馬場駅で同じように人身事故が起き、渋谷から同じような対応で赤坂見附へ出て、新宿へ出た。それでも当座はどうすべきか迷った。しかし、2度目となると決断も早くなる。初めての時は迷い、2度目になると素早い決断が出来る。
北朝鮮は3年前のテポドン発射の際は、ぐずぐずしていて国連安保理からえらいお灸をすえられたが、今回の「ミサイル」発射では国連安保理は議長の発射非難声明を素早く採択した。これに対して北朝鮮はどうするかと思いきや、即座に反応した。所詮とんでもない対応であるが、核施設の無能力化作業を監視している国際原子力機関(IAEA)要員に国外退去を命じた。さらに監視用カメラの撤去も始める模様である。アメリカは当然反発しているが、いつもながらこの北朝鮮の瀬戸際外交に手を焼いている感じであり、北朝鮮との2国間協議に応じるのではないか。それでは結果的に北朝鮮の思う壷である。実に嫌な手を使う。この調子ではまだまだ北朝鮮に国際社会は振り回されるだろう。
このところ天下の朝日新聞社は、同社社員殺害事件の真犯人と名乗り出た実行犯と称する男の手記を載せた「週刊新潮」の記事にてんてこ舞いの対応をさせられている。
1987年朝日新聞阪神支局が何者かに襲撃されひとりの支局員が殺害された。未解決事件のまま時効となった事件である。その事件の真犯人が名乗り出て、「週刊新潮」に今年1月から4回に亘って手記を公開した。朝日は、疑わしいとして訂正と謝罪を新潮社へ要求していた。にもかかわらず、新潮社は男の虚言を信じ、朝日の要求に対して応えようとしなかった。それが、明日発売の「週刊新潮」で誤報であったことを率直に認め、詫びることにした。
果たしてこれでことが済むだろうか。同誌を読んでいないので、どんな説明になっているのか。読者を納得させるものなのか。朝日も承諾出来るものだろうか。
テレビでノンフィクション作家佐野真一氏は、本件で新潮社側はまったく裏づけをとっていない。報道であってはならないことだと厳しく新潮社を糾弾していた。マス・メディアの自滅だとまで言っていた。まったくその通りだと思う。どうして自分の首を絞めるようなことを新潮社はやってしまったのだろう。