748.2009年5月31日(日) 麻生首相もオバマ大統領も喫煙派だったとは!

 今日は世界禁煙デーというそうだ。市民団体「タバコ問題首都圏協議会」というのが、アンケート調査したところタバコを止めて欲しい著名人リストの1位に、落語家の立川志の輔が挙がった。木村拓哉が2位、麻生首相が4位のほかに11位にオバマ大統領がリストアップされていたのには少々驚いた。イメージとしてまったくそぐわないからだ。清潔感のある若手のリベラル政治家というイメージの強いオバマ大統領がタバコを好み、それが日本人の間で嫌われているとは思いも寄らなかった。アメリカでは喫煙率が年々下降して、今や公共の場は言うに及ばず、地域ぐるみで禁煙運動をやっている最中に、話題の大統領がスモーカーとは確かにイメージが悪い。日本人の、それもタバコ嫌いの日本人もよく観察しているものだと感心する。それにしても日米首脳が揃って喫煙するとは考えてもみなかった。ちょっとがっかりである。

 海外へ頻繁に出かけていた頃、それも30年前ごろから日本人と外国人の喫煙率の大きな差に愕然としたものである。アメリカでは公共の場ではまず禁煙が当然で、吸う場所を探すのに苦労したほどだった。特に、当時の文部省教員海外視察団とともに小中学校を訪問した際には、随分訪問校に気を遣ったものである。アメリカの教育関係者の間には喫煙者はまず見かけなかった。それに引き換え、日本の先生は一般の人より喫煙者が多かったように記憶している。アメリカの身障者教育の学校では、女校長先生にえらくお説教を食らったこともあった。アメリカ社会では押しなべてインテリ層はタバコを吸わないという空気だった。それだからこそ、新進気鋭のオバマ大統領が喫煙者であるということが余計理解出来ない。恐らく在任中に禁煙するのではないかと思っている。そうでもなければアメリカ社会の良識は彼を許さず、再選はないのではないか。

 今年横浜市では各種の開港150周年行事を行っているが、その一環として昨日横浜市市歌と市立横浜商高(Y校)校歌がY校野球部選手によって歌われた。何と市歌とY校校歌の作詞者が誰あろう、文豪森鴎外で、今から100年前に作詞されたものだそうである。鴎外が外国へ出かけたのが横浜港からだったという縁によるもので、市と市立学校のために詩を作ってくれたらしい。それにしても文豪が秘かに一商業学校のために校歌を作ってくれたとは打算が微塵もないことを感じて何とも微笑ましい。わが母校校歌もかの詩人・北原白秋が作詞してくれたが、やはり若い生徒のために打算なしに書いてくれたのだろう。その母校校歌の詩も素晴らしいが、昭和初期に作詞されただけに一部歌詞に時代の空気を感じる。歌詞2番の中にある「立身報国期せよ!友よ!」の文言は少々時代がかっていて歌うのに些か戸惑いを感じたものである。

2009年5月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com