776.2009年6月28日(日) アマチュア・オーケストラに寛ぐ。

 アマチュア・オーケストラ「上野浅草フィルハーモニー管弦楽団」の定期演奏会が半年ぶりに浅草公会堂で開かれ、いつも通りゼミの仲間が集まった。妻はコーロ・ブリランテのコンサートのため参加出来なかったが、全員で20名のゼミナリストと連れ合いが集まった。演奏曲目はウェーバーの歌劇「魔弾の射手」、リスト「レ・プレリュード」、リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」である。「魔弾の射手」のスタート部分しか知らないほど全般的に無知だった。もう少しポピュラーな曲でないと私には少々辛い。アンコールでやっとチャイコフスキーの「白鳥の湖」を演奏してくれたので、漸く落ち着いて聴くことができた。

 相変わらずオーケストラ最年長の赤松晋さんはチェリストとして頑張っている。4回目のお披露目なので、われわれもある程度は演奏水準が分かってくる。アマチュアでよくこれだけの演奏とハーモニーを奏でられるものだと感心しきり。約2時間の定期演奏を充分堪能することが出来た。

 終ってからいつも通り「神谷バー」で会食となった。今日はどういうわけが予約してもらっていたが、満員状態で周囲の雑音が煩いこと夥しい。ここへ主賓である赤松夫妻も加わり、騒々しい環境の中で楽しい宴となった。

 誰しも思うことであるが、2年間ゼミで学んだことが卒業後50年近くを経て、学生時代の疑似体験を基に定期的に相集うことが出来るのは実に貴重であり、楽しいことである。幸い恩師である飯田鼎先生もご健在であることがなお一層求心力を高めている。仲間たちとはこれからもしばしば会ってお互いに切磋琢磨していきたいものである。

 3日前に自民党より知事から国政への転進を求められた東国原宮崎県知事が、①全国知事会でまとめられた事項を自民党のマニュフェストに盛り込む、②東国原氏を自民党総裁候補とする、との2つの条件を付けたことが物議を醸している。この知事の条件についていろんなコメントが伝えられているが、年配の自民党議員には格別評判が悪い。知事は真面目に話しているが、自民党議員は怒りきっている。まあ、常識的に言えば怒るのもよく分かる。

 私見を言えば、知事が地方を活性化させるということをしきりに言っているが、その地方の知事になったばかりなのに、約束した4年間の任期を全うしないことがまず問題だと思う。テレビに出演していた経験から、どうも日の当たる方向へ動こうとする様子が窺える。まずは、宮崎県民と約束した公約を任期内に実行することが先決ではないか。このわだかまりは当分解消しそうもない。

2009年6月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com