3373.2016年8月7日(日) 競泳でリオ・オリンピック金メダル第1号

 リオ・オリンピック2日目の今日、早々に金メダル第1号が出た。サッカー、女子バレーボールの初戦黒星でスタートに躓いた日本チームだったが、期待の高かった男子競泳400m個人メドレー決勝で、萩野公介選手が日本新記録で優勝し金メダルを、瀬戸大也選手が3位に入り銅メダルを獲得した。初日の柔道では男女とも銅メダルに終わっていたが、今日はこの他にもウェイト・リフティングで三宅宏美選手が、体調必ずしも思わしくない中でロンドン大会の銀メダルに続いて銅メダルを獲得したのは殊勲甲と褒めてあげたい。これから各競技とも伯仲した勝負の中で好記録を生みメダル・ラッシュを見せて欲しい。

 オリンピックが大きく報道される中で、些か気の毒なのは夏の甲子園高校野球である。昨日から始まったが新聞でもオリンピックの派手な扱いに比べると、どうも控え目過ぎるような気がする。この様子では、4年後の東京オリンピック開催時には更に遠慮がちの報道になるのではないだろうか。2020年東京オリンピックでは大会中の8月6日「広島原爆の日」、9日「長崎原爆の日」を迎えることになるが、競技場での被災者に対する黙とうと鎮魂のサイレンはどう取り扱うのだろうか。平和への希求を謳うには最高の機会だと思うが、原爆投下国アメリカ辺りから反論があるだろうからこの点も今後はっきりさせねばならないだろう。

 それにしても今日のような蒸し暑い気温の中にいるとこの時期に開催される東京オリンピックは、暑さ対策で選手も観客も大変ではないかとつい彼らに同情してしまう。因みに今日の最高気温は兵庫県豊岡市38℃、京都市内37℃、都内33℃の高温だった。テレビ・スポンサーの要望とヨーロッパ・サッカー連盟が拘る夏のリーグ戦スケジュールの調整がつかなかったとの裏話があるが、それならこんな暑い最悪の季節に敢えてこのような形でスポーツ祭典を開催する意味があるのだろうかと首を傾げざるを得ない。つまるところオリンピックは権威があるとされているが、結局お金がからむとヨーロッパ・サッカー連盟のブラックボックスがごり押しする「無理が通れば道理が引っ込む」論理になっていると言えないだろうか。

2016年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com