814.2009年8月5日(水) 北朝鮮、2人の米国人女性記者を解放

 昨日電撃的に北朝鮮を訪れたクリントン元アメリカ大統領は、今朝にはピョンヤンを発ち、給油のため三沢基地に立ち寄りロスアンゼルスへ戻って行った。その手土産に今年3月中朝国境付近で捕捉され、12年間の労働教化刑に服していた2人の女性記者を解放してもらい連れ帰った。クリントン・金正日会談で何が話し合われたのか、詳細が発表されず、アメリカ側はクリントンの個人的な訪朝で記者解放を頼んだということになっている。

 しかし、したたかな北朝鮮が無条件で窮鳥の人質を解放するはずがない。米朝関係の進展を望む北は、まず米朝2国間交渉によって国交正常化をアメリカに迫るのではないか考えられる。アメリカが今回の訪朝をクリントンの個人的理由だと言っているのは、現在硬直状態に陥っている6ヶ国協議より米朝関係を優先していると思われたくないせいで、水面下で相当の下打ち合わせをやっているのではないかと思う。その証拠にあの金正日が数年来の笑顔を見せている反面、クリントンが終始こわばった顔をしていたのが、妙に気にかかっている。

 何にしろ、北朝鮮が少しでも歩み寄りを見せ、6ヶ国協議が進展し、核不拡散条約締結、核廃絶へ向かっていくならこれほど結構なことはない。

 しかし、嘘つき、裏切りの常習犯である北朝鮮がこのまま6ヶ国協議へ戻ることになるとは思えない。

 今日の朝日新聞夕刊「素粒子」欄にこういうクリントン元大統領の不倫を茶化した冗談話が載っていた。題して「妄想版・熟年夫婦のお話」、内容は「『ねえ、ちょっと頼みがあるんだけど。あなた、最近、暇でしょ。行ってもらいたいところがあるのよ。私が行けばいいって? 事情があってダメなの。まして今のボスもね・・・・・でね、あなたが適任なの。昔偉かったけど今は暇だし。えっ、嫌だって。何言ってるの! 私、許してないのよ。あなたとあの女との話。聞いているの? ビル!』―女房に握られた弱みが世界平和のためになるならば歓迎」

 まったく! まあ、しばらくすればはっきりしてくると思う。

2009年8月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com