816.2009年8月7日(金) アホなタレントの所業

 このところ馬鹿なタレントが世間を騒がせる事件が連続して起きている。1週間ほど前に「押尾学」という31歳のタレントが覚せい剤所持で逮捕され、逃げ出したマンションを調べてみると全裸の女性が死んでいた。まるでミステリーである。そして、今週41歳の自称プロサーファーを路上で覚せい剤所持違反の現行犯で逮捕してみると、翌朝その妻のタレント・のりピーこと酒井法子が10歳の子どもを連れて忽然と行方をくらます。マス・メディアが大々的に取り上げ、のりピーは夫の逮捕でショックを受けて身を隠したと同情的に報道された。ところが、昨日子どもは知人が預かっていると分かった。何のことはない、のりピー自身も麻薬をやっていたらしく、家宅捜索の結果、覚せい剤と吸引具が発見され、今日になってそののりピーに対して覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕状が取られ、一転して彼女は容疑者として追われる立場になった。現在彼女は逃走中なのである。

 それにしても、どうして芸能界には、後から後から麻薬がらみの逮捕者が出るのか。まだ、若く世間を知らないうちに、スポットライトを浴びて有頂天になり、社会常識やモラルが身についていないことが、彼らに自分自身を見失わせてしまう原因になったことは間違いない。

 そういえば、近頃の若者が集まる広場や、電車内では彼らの将来が心配になるような挙動がしばしば見られる。尤もわれわれ中期高齢者も他人様に迷惑をかけないよう自戒することを忘れてはいけないが・・・。

 若者のふしだらな行為に比べると、往年のマラソンランナー、山田敬蔵さんの人柄と功績には頭が下がる。山田さんは、このほどフルマラソンから引退を表明した。懐かしいお名前である。ボストン・マラソンでは1953年当時の世界最高記録で優勝したが、オリンピックでは活躍出来なかった。その山田さんも朝日鎌倉マラソンでは鵠沼の実家の傍を走り、よろめきながら鎌倉駅前のゴールへ倒れ込んだことが、強く印象に残っている。驚いたことに、ボストン・マラソンでは1995年から15年連続出場したことであり、81歳の今年も完走したが、記録は6時間16分56秒で、一世を風靡したランナーにとって流石にこれ以上フルマラソンは無理と悟ったようだ。フルマラソンを約340回完走したスーパーマンである。

 それにしても小さい身体の努力家で、控えめで温厚な方だった。秋田・同和鉱業に勤務していたが、会社が藤田観光の傘下に入るや、同社旅館の集金にクーポン券を持って私が勤めていた会社へやって来られ、何度かお話をしたことがある。これからも走り続けると仰っているようだが、地道に努力される謙虚で誠実な方である。今どきの若者に山田さんの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

2009年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com