848.2009年9月8日(火) 日本の製造業、中国内の販売が日本を追い抜く。

 このところ毎日駒沢公園までウォーキングをやっているが、昨日は前日までの無理が祟ったのか、ちょっと両膝が痛んだので中止した。その休養のおかげか痛みが消えたので、今日は駒沢大学近くまで歩く約5,000歩の自己認定Aコースをトライしてみた。格別違和感は感じなかったので、明日以降も順調に続けられればいい。

 景気が一向に良くならないが、鳩山政権は徐々に水面下で動き出している。その中で、民主党、社民党、国民新党の3党合意の話し合いが、それぞれの思惑があって少々ギクシャクしている。それでもどうやら「沖縄基地見直し」という点で合意に至ったようだ。

 しかし、民主党政権はこれを本当にアメリカ政府に対して主張し、実行出来るのか。確かに、沖縄側から要請された普天間基地移転を含めた「沖縄米軍基地の見直し」は一旦了解した鳩山代表だが、選挙公約でもあるマニフェストでは、そのような文言が盛り込まれなかった。単に日米対等の関係へ持っていくというだけの表現に過ぎない。少しずつ後ずさりしている感じであり、果たして民主党主導の3党連立政権が、大命題である「沖縄米軍基地の見直し」を本当にやり遂げる気があるのかどうか、注目したい。

 今朝の日経新聞を見て驚いた。トップ記事として取り上げたられたのは、日本メーカーの国内販売額が、中国国内におけるそれを下回ったとの報告である。特に、日産の1~7月国内販売額が中国国内販売額より少額だったことである。ホンダはかなり中国国内の販売額が肉薄した。コマツは4~6月建機売上高で日中逆転により中国における売上高が日本のそれを上回った。製造業でなくてもいずれ徐々にこの日中逆転現象が当たり前になっていくのだろうか。

 日本の少子高齢化がこれからどんどん進むとすれば、国内の消費が期待出来ず、日本企業は海外へ進出せざるを得ない。結果的に日本製品は海外で消費される傾向が助長されるということになる。それにしても、生々しい数字で示されると納得せざるを得ないが、これまでの日本経済がそういうパターンでなかっただけに、こういう現象を受け止めるのは何とも気が重い。

2009年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com