第3次安倍再改造内閣が発足した。閣僚は大分入れ替わったが、大臣順番待ちの議員や副大臣を順送りで入閣させて、格別目玉となる人事は見られない。大臣リストをサラッと見ているとつい下らないことを考えてしまう。安倍総理以下20人の閣僚の内、初入閣が8人、東大卒が7人、山本姓が3人(公一、有二、幸三)、そして防衛大臣には小池百合子・現都知事に次いで女性2人目の稲田朋美・前政調会長が就任することになった。強いて言えば、これが目玉と言えば言えないこともない。この稲田氏が安倍総理の憶えが良いのは、かつて同僚議員と2人で韓国と領土問題で揉めている竹島に上陸しようとして韓国官憲に排除された経歴を持つ、見かけによらず元気が良く保守的である点が元々右翼志向の安倍総理に評価されたからである。早くも稲田防衛相の抜擢には、中国と韓国が警戒感を露わにしている。
ともあれ今度の改造内閣で初入閣した大臣には、余人をもって代えがたい目に見えるような実績を上げて存在感を示して欲しいものである。
さて、今朝北朝鮮がまたも弾道ミサイルを日本海に向け発射し、秋田県沖250㎞の日本の排他的経済水域内へ落下した。排他的経済水域へ打ち込んだのは初めてである。驚いたのは、秋田県近海の漁民だろう。近くを日本漁船が航行しておらず、被害に遭うことはなかったが、こう度々繰り返す北朝鮮の無法な行為には強い憤りを覚える。いくら国連制裁を決議し、北朝鮮に強い抗議をしても、所詮非常識な国家であるが故にまるで馬耳東風である。今年3月以来今日が30発目のミサイルである。国際的に経済制裁を受けて国が苦しいのは当然であるが、国家としてこの苦境を打開しようとの前向きな考えがないからなお始末に負えない。こうして世界中の国から愛想尽かしされ、国際的に孤立して、益々自らの首を絞めている状態である。いつになったらこの「おバカさん」国の「おバカさん」総書記は、自らの「おバカさん」ぶりに気がつくのだろうか。