939.2009年12月8日(火) 誰も話さないが、今日は大東亜戦争開戦記念日

 真珠湾攻撃により大東亜戦争が開戦されてから、今日で68年になる。最近は時代のターニングポイントとなった大事件でもマス・メディアがあまり報道しない。しかし、あの大東亜戦争開戦記念日であるにも関わらず、ほとんどのテレビ局がだんまりを決め込んでいるのは、一体全体何を考えているのだろうか。今問題になっている普天間米軍基地移設問題にしても、元をただせばこの戦争から始まっているのにだ。過去を真剣に振り返って反省することも、検証することもあまりないようだ。過去の戦争の真実を分析することなくして、想像の話として戦争を語ったところで真実が分かるはずがない。

 先日来かつてお世話になって、先年亡くなられた方の生涯をご遺族から伝記風に書いてくれるよう依頼され、実のところ困っていた。家族にとって大切な記録を後々まで伝えたいので、文書にして欲しいという依頼をいただいたのである。しかし、評伝なんて書いたこともないし、とてもその任に非ずとご高齢の奥様に2度もお断りしたが、たってのお願いと迫られ、資料や謄本、写真まで送ってこられた。その挙句に電話までいただいて書いてくれないと死にきれないとまで言われては、お断り出来なくなり、悩みに悩んだ末に昨日からその履歴について少しずつ書き始めた。こういう話は誰でも書けるというものではない。実際いかにその方の姿を知っているとは言え、性格的な点や癖までは分からない。見込まれて頼まれたこととは言え、こういう家庭内にまで入り込むプライベートな話は気がひけるし、気の重い話である。ただ、ひとつ興味深かったのは、故人のご先祖が平安中期に酒呑童子退治や、謡曲「羅生門の鬼退治」で京都一条の戻り橋で、鬼の片腕を切り落としたとされる「渡辺綱」だと知ったことである。 由緒のある家柄なのだ。果たして本当に実話なのか信じがたい気がするものの失礼だと思い、尋ねようとは思わないが、一寸興味を惹く話である。

 夕方3ヶ月ぶりに「酒のペンクラブ」例会に出席のため神田の「樽平」へ出かけた。長老の山中保学さんに久しぶりにお会い出来て嬉しかった。脳梗塞で倒れて気にかかっていたところだった。今月初めにMRAで診てもらい、心配ないと言われたと早速好きなお酒を旨そうに飲んでいた。もうちょっと慣らし運転をして、少しずつ量を増やしていった方が良いのではないかと思う。他人事ながら少々気になる。閉会間際になって、来月の例会冒頭に簡単なスピーチをやることになった。テーマはこれからゆっくり考えたい。

2009年12月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com