あっと驚く結果だった。今日は因縁づくめの東京都知事選投票日で投票時間は午後8時に締め切られたが、それと符牒を合せるようにテレビ・ニュースが8時に特別番組を開始すると同時に「当選確実」と伝えられた。
小池百合子・元防衛相、自民・公明両党推薦の増田寛也・元総務相、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏ら有力候補者3人が鍔迫り合いで開票もヒートアップするのではないかとの野次馬根性もあり、その開票経過が見ものだと楽しみにしていた。その期待は呆気なく裏切られ、あまりのスピード結果に唖然とするばかりだった。それにしてもいかに出口調査が進歩したにせよ、こんなに早く当選が決まるものだろうか。俄かには信じ難い。いかに集票作業が機械化、コンピューター化されたとはいえ、ともかく相当数の投票用紙を集める時間もなく瞬時に断は下されたのである。
選挙の結果は小池百合子氏が新知事に選出された。初めて首都東京に女性知事が誕生したのである。先にイギリスではサッチャー元首相以来再び女性のメイ首相が選出され、アメリカでも初の女性大統領が選ばれる可能性があるが、日本の首都の舵取り役として小池新知事に重責が託されたわけである。
今日の投票に当たり、午前中早々に妻と区立東深沢小学校で都民としての義務を果たして来た。現時点では、どの程度の投票率になるのか分からないが、少なくとも2年前の舛添前知事当選時の48.65%を超えることは間違いあるまい。小池新知事には舛添前知事のような好い加減な都政運営と金銭感覚に疎いエゴの強い政治は行わないだろうから、その点ではすっきりしている。
明日詳しい情報を得てから、自分なりに今回の都知事選の分析をしてみたいと考えている。