998.2010年2月5日(金) 今日の大きな話題は昨日と同じ、小沢&朝青龍

 予想していた通り、今日の朝刊は2大トピックスで埋め尽くされている。小沢民主党幹事長不起訴問題と横綱朝青龍の引退である。小沢問題ではどうして検察は起訴に持ち込めなかったのか、どうもよく分からない。3人の元秘書が逮捕され、彼らが収支報告書にウソの記載をしたと彼ら自身が語っている。金の出入りや還流も甚だしいらしく、常識的に考えると怪しくない金ならどうしてそう複雑な出し入れをする必要があるのか。小沢氏個人の資金だったという土地購入代金にしても、その4億円の現金も父の佐重喜氏から相続したもので金庫内にタンス預金していたそうだが、これも一般人の感覚ではとても考えられない。秘書は受け取っていないと言うが、中堅ゼネコン幹部は秘書に金を渡したと言う。ここまで辿り着いていながら、止めを刺せない。これで、ひとまず捜査は終わりというのでは、どうもすっきりしないし、小沢氏にまつわる資金疑惑はいつまでも解消されない。道義的責任だってあるだろう。

 もうひとつの話題である朝青龍については、惜しいという声も随分聞かれる。それはそうだろう。直近の1月場所で幕内最高優勝を勝ち取ったばかりだから、現時点では相撲界の最高実力者ということになる。その実力者を身から出た錆とは言え、協会が追放するように辞めさせたと受け取られたことで、一部の朝青龍ファンから異論・反論が出てくる可能性もある。

 すでに、朝青龍は故郷・モンゴルでは国民的英雄とされているだけに「無理やり引退させられた」背景には、日本の国技である相撲界がモンゴル勢にやられっ放しでメンツをつぶされたから、難癖をつけて辞めさせたと受け取られている節もある。実際当事者・朝青龍の父親はそう見ているらしい。他にも日本人でそう思っている人もいるらしいから、そこはきちんと分かってもらえるよう説明しなければいけないのではないかと思う。さもないと噂ばかりで日本とモンゴルの友好関係も損ないかねない。

 午後浜松町にあるTEIセミナー会社で担当者と今月及び来月の「図解塾」セミナーで使用するテキストについて話しあった。今まで福島県と気仙沼広域連合の研修で使用していたマニュアルに、今回の特別講義「時事問題」と「会社(組織)の方針」に関する図解問題を加えた。私の担当する時事問題では「旧ユーゴスラヴィアの解体と複数国家成立の過程」と「子ども手当て」について、図解の講義をするつもりだ。少々気になっているのは、この会社のセミナー・ルームでは図解講義でいつも使用するオーバー・ヘッド・プロジェクター(OHP)の設備がないことだ。一応3月までのセミナーでは、OHPが使用出来ないとのことなので、ちょっと苦労するかも知れない。しかし、このシリーズが成功すれば、これからも「図解塾」を開催するチャンスが増えてくる。その時はOHPの採用を前向きに考えてくれるとの話だった。私自身も頑張らないと・・・。

 今日は世界的な株安となり、日経平均株価は一時300円も下がった。ヨーロッパの財政不安が強まったことが火種となり、アメリカからヨーロッパとアジアへ波及したものだ。ヨーロッパではこのところギリシャ、ポルトガル、スペインの信用不安が拡大しているが、根底にある財政難が深刻らしい。東証も株安、円高によって激しい値動きに振り回されている。相変わらず株式市場では良い話が聞かれない。

2010年2月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com