一昨日トルコのイスタンブール市内の中心、スルタン・アフメット広場でISによるテロ騒ぎがあり、10人が亡くなったばかりだが、今日インドネシアの首都ジャカルタで同じくISによると見られるテロがあり、7人が死亡した。イスラム教と言えば、ついアラブ諸国に目が行きがちだが、世界で最もイスラム教徒が多いのはインドネシアでその数2億人と言われる。私が初めてインドネシアを訪れた時も、偶々ラマダンと称する断食期間の真っ只中で大いに戸惑ったことがあった。
そのインドネシアでテロが起きたということは、マレーシア、タイにもイスラム教徒がかなりいることを考えると、ISによるテロの危険が東アジアにも忍び寄る可能性を窺わせ、日本だって知らん顔をしているわけにはいかず、これからは今まで以上に警戒を厳重にしなければいけないのではないかと思っている。
さて、他愛ないと言えば言えるが、今日一番びっくりしたのは、歌手グループ「SMAP」が分裂騒ぎで今後メンバー5人が一緒に活動出来なくなる恐れがあるという芸能ニュースがマス・メディアを席巻したことである。SMAPが解散するのではないかと心配したファンのツィッターがあっという間に100万件を超えたという。テレビは朝から晩までこのニュースで持ちきりだったが、世事を軽視する傲岸不遜の朝日ですら一面に取り上げるほどの大騒ぎである。メンバーが所属するジャニーズ事務所とメンバー5人の間で最終的な結論は出ていないようだが、彼らを育てたマネージャーが所属事務所を辞めたことから、マネージャーに同調した4人が事務所を辞め、1人が残ることで分裂したようだ。
これまでこのようなトップ歌手グループが所属事務所と諍いを起こしたケースは、あまり記憶にない。格別関心があるわけではないが、5人が揃いも揃って売れっ子で毎日のようにテレビで顔を見せていたスターだけに、このまま芸能界から消え去っていくのはちょっともったいないような気がする。
ところで「SMAP」とは ‘Sports Music Assemble People’で「スポーツと音楽を融合する人々」という意味だとは初めて知ったが、果たして熱心なファンもそこまで承知しているだろうか。