3362.2016年7月27日(水) 意外な実験に目を白黒

 昨日テレビを観るともなく観ていた時、珍しい学校教育現場の実験ストーリーが興味深く気になった。その学校とは千葉市内にある県立の生浜高校といい、普通課程の他に、午前、午後、夜間の三部定時制というユニークな過程を導入していて注目されているようだ。この高校のホームページによれば、件の実験というのは、4年前に千葉県知事賞を獲得した同高生物部の鶏と卵の実験成果である。

 それが何と世界では初めて実験に成功したというから驚く。にも拘わらずメディアではこの殊勲功の実験結果をあまり報道していないように思う。ストーリーは鶏の卵の殻を取り除き、黄身と白身をビニール状の袋に入れ替えて温度を保ちながらずっと監視してそのままひよこに還るまでの様子を観察し報告したのである。その結果として雛が孵り殻無しのひよこ、そしてそれが育って成鳥の鶏になるという学術的で非現実的な実験となった。こんな非現実的な実験を行った生物部の顧問教師と生徒たちの努力もさることながら、他にも世の中にはこれに似た非現実的な事象を現実化する努力が見落とされているのではないかとも考えてしまう。

 それにしても「瓢箪から駒」ならぬ「ビニール袋からひよこ」とは、世知辛い現代社会に高校生が課した思いがけないパスカルの「考える葦」ではないか。

 さて、今日は妹マリ子の二男坊、甥・江上友彦くんのささやかな結婚祝い会が鵠沼海岸の三笠会館で開かれた。妻と車で出かけ新婚さんのお祝いに出席した。甥は学生時代から音楽活動に精を出し、今日一応楽器演奏、作曲活動などで何とかやっているようだ。甥は一昨年ハイアット・リージェンシー東京で行った拙著「南太平洋の剛腕投手」出版記念会に仲間3人とバンドを組んで生演奏をしてくれ、その場を盛り上げてくれた恩人でもある。今日もまた3時間の間に、司会進行からピアノ独奏、伴奏、ベース伴奏等々八面六臂の活躍ぶりで、場を盛り上げてくれていた。末弟がショパンのノクターンをピアノ演奏し、私もスピーチをしつつ拙著を紹介して出席者に贈呈した。

 夏の結婚式に暑さを覚悟していたが、それほど暑くはなく、友彦くんの仕切りとそれをフォローする新婦真希さんと友彦くんの兄正彦くん、妹かざみさんのバックアップぶりに感心し、すっかり若者の熱とエネルギーに圧倒された。やはり結婚式というのは、若者の門出であるだけに晴れやかでウキウキするものである。

 友彦くんは40歳でやや晩婚のきらいがあるが、若く見える花嫁も同じ40歳というから昨今の晩婚傾向を裏付けているようだ。中々好印象のカップルに幸多かれと祈る。

2016年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com